約 4,064,768 件
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Saints Row JPN 総スコア:1000 難易度:★★★★☆ 実績数 43 日本版、北米/アジア版、ドイツ版はそれぞれ実績別扱い。 ランクマッチ実績があるものの人が全くおらず対戦出来ないだけでは無く、 オンが国内隔離と、二人では対戦が始められないという仕様なので談合も厳しい。 シングル実績 610 コロンビア製 ロス・カルナレスの縄張りを獲得する。 40 殺害者 バイス・キングスの縄張りを獲得する。 40 路上の戦士 ウエストサイド・ローラーズの縄張りを獲得する。 40 スティルウォーター 制覇 サード・ストリート・セインツのスティルウォーター獲得を助ける。 160 コソ泥 スティルウォーターで$1,000,000獲得する。 10 ペテン師 保険金詐欺で$200,000獲得する。 10 買い物マニア 店で100個のアイテムを購入する。 10 お山の大将 仲間を7人全員獲得する。 10 グラフィティ描き 街中に隠されたすべてのタグ スポットにタギングする。 10 修理工 50台の車をガレージに入れる 10 ゆすり スティルウォーターの全アクティビティを完了する。 160 暗殺者 ヒットマンのすべての場所とレベルをクリアする。 10 悪魔の実演 すべてのレベルの解体バトルをクリアする。 10 ファスト アンド フューリアス すべての場所で、すべてのレベルのカージャックをクリアする。 10 酔っ払い すべての場所ですべてのレベルのエスコートをクリアする。 10 スカウト すべての場所ですべてのレベルのスカウトをクリアする。 10 サプリ売り すべての場所ですべてのレベルのデリバリーをクリアする。 10 清掃業者 すべての場所ですべてのレベルのヤミ改造工場を終了する。 10 チューナー すべての場所ですべてのレベルのレースをクリアする。 10 破壊者 すべての場所ですべてのレベルの破壊をクリアする。 10 洗礼 サード ストリート セインツの仲間になる。 10 埋め立て屋 Saints Rowを奪い返す。 10 オンライン実績 180 チンピラ どのマルチプレイヤーモードでもTrueSkillランクチンピラに到達する。 10 キラー どのマルチプレイヤーモードでもTrueSkillランクでキラーに到達する。 20 ギャングスタ どのマルチプレイヤーモードでもTrueSkillランクギャングスタに到達する。 40 キングピン どのマルチプレイヤーモードでもTrueSkillランクでキングピンに到達する。 80 クーポン値引き 100個のアイテムを購入する。 10 防弾 2人協力モードの動乱を難易度最高設定でクリアする。 10 パシリ 2人協力モードのギャングの掟を難易度最高設定でクリアする。 10 秘密の実績 210 空の呪い ヘリコプター50機を破壊 10 オーディオマニア 隠されたCDを60枚集める 10 取立て屋から逃げろ 高利貸しで$200,000獲得した 10 折衝者 50人の人質を取った。 10 プロの泥棒 30個の箱を盗んで引き渡した。 10 スティルウォーター警察賞 格闘攻撃だけでスティルウォーターの住民50人を倒した 10 Saints Row中毒 トータル20時間プレイする 20 マラソン ランナー 徒歩で26.2マイル移動する 20 スカウト キラー ランクマッチのプロテクトスカウトで、スカウトを50回殺す。 20 旅行者 スティルウォーターを500マイル運転した。 20 支配者 ランクマッチで10回連勝する 10 チェーン ギャング ビッグ アス チェーンズ マルチプレイヤー モードのランクマッチで500個のチェーンを質入した。 20 時計台の住人 ランクマッチのスナイパーライフルで100人の敵の頭を撃ち抜いた。 20 エキジビジョニスト ランクマッチのブリングドアウトライドで50回Lv4に改造するのに成功する。 20 ~オフライン~ 実績はどれも面倒な割にスズメの涙程度しか頂けない。 シナリオクリアだけでは300程度しかもらえない。残りは全部やり込み。 このゲーム最大の難関はロス・カルナレスのラストミッションだと思われる (バイス・キングスのラストミッションもかなりのヤバめの難易度なので注意) もう一つの敵はフリーズ、面倒なミッション後にはすぐセーブしましょう。 ※ロスカルナレス最終ミッションの一口アドバイス:飛行機を見かけるととにかく早く落としたくなるが、最初はグッとこらえて、RPG持ちの雑魚を最優先で倒す(近くに爆発ドラム缶があることが多いので、上手に使うこと)。飛行機には後から滑走路で近づけるので、そうなったら必死でRPGをブチ込む(RPGなら3発当てればOK)。 ロケランが当てにくい場合はプラチナサブマシンガンなどをあらかじめ手に入れておき、それを撃ちまくってもOK。 チートを使用すると実績が解除されなくなるので注意。 ●グラフィティ描き・オーディオマニア MAPに印を付けたものがネット上で幾らか見つかるが、精度が低いため非推奨。(特にCDは回収したかを確認しづらい。) その為、動画を見ながら一つずつ確実に潰した方が良い。 Tag http //www.youtube.com/watch?v=LhdpseU1qfI http //www.youtube.com/watch?v=2nSW-1ZiolI http //www.youtube.com/watch?v=_NHQJltrQms http //www.youtube.com/watch?v=7KYOlfW5upQ http //www.youtube.com/watch?v=64w2KzCHty0 http //www.youtube.com/watch?v=KsI9r9CVbPY CD http //www.youtube.com/watch?v=8ObKiiMfBBA http //www.youtube.com/watch?v=3NprsV2nnwA http //www.youtube.com/watch?v=Ejf2ISKM180 ●ペテン師 保険金詐欺アクティビティで解除できる。 救急車で壁に向かって正面衝突を繰り返すことで楽に解除可能。 ●買い物マニア 累計100個ではなく100種類。 ●お山の大将 全シナリオ・アクティビティをクリアしても、5人しか仲間にならない。 残り2人は電話番号(555-2445と555-5966)を直接入力して呼び出す必要がある。 ●修理工 同車種でもすべてカウントされる。 ●空の呪い 警察の悪評度がレベル4になるとヘリが出現するのでそれをRPGなどで打ち落とせばよい。 ●取立て屋から逃げろ 高利貸しから金を借りる⇒返すをその場で繰り返していれば楽に解除可能。 実績名のように借金を踏み倒して逃げるわけではない。 ●破壊者 基本は支給された武器で撃ちまくるのがよい。ボーナスになる武器や破壊対象、弾薬無制限となる武器はその都度変わるので、キャンセルして好みになるよう調整しよう。対象エリアに入る直前に警察の悪評度を上げておくと稼ぎやすい。高レベル(Lv.7,8)はRPG無制限狙いで。FBIやヘリを狙っていくのがお勧め。 ●サプリ売り 高レベルがきつい。移動中は追跡してくる車のドライバーを狙っていくのがよい。至近距離でのRPG使用は巻き込まれないよう慎重に。車は白煙を上げ始めたら早めに乗り換えを。耐久性の高い車を見つけたら即乗り換えてしまうのも手。また、懺悔室が近くにあるなら徒歩で移動するのも非常に有効。 ●スカウト 高レベルがきつい。あらかじめ4人乗りの耐久性の高い車を用意すること。とにかく車を壊されないように注力すべき。追っ手が来たら無理に逃げ切ろうとせず、ドライバー狙いでつぶした方がよい。車が白煙を上げ始めたら乗り換えの合図。 ●コソ泥 その時の所持金ではなく、今までに手に入れた金額の累計。 楽な方法は以下 (現金輸送車Titan入手後ガレージに入っていることが前提で) Titanをガレージ内で完全破壊→中の現金が溢れてくるので回収→ガレージの車選択で修理。この繰り返しで楽に資金稼ぎが可能。 Titanは街中で探すとレアだが、カージャックアクティビティのウエストサイド・ローラーズLv.7で対象車となるので強奪後イベントキャンセルでガレージ納車が可能。またカージャックアクティビティをすべてクリアしてもTitanが入手できる。 ~オンライン~ 海外版とはマッチングされないため、オンはかなり過疎。(談合推奨) ランクマッチは4人で開始可能。あらかじめギャングを結成し、ギャングロビーからランクマッチの検索をするとゲーム開始が少し早くなる。 ●支配者 フレンドが四人集まればプロテクトザスカウトで楽に解除できる。解除したい方は無いもせず、相手チームに負けてもらえば数分で1勝。 一応負ける方法はこちら。 スカウトチームで開始の場合 仲間のスカウトを銃殺する ヒットマンチームで開始の場合 ふたりともダイナマイトで自爆する ●チェーンギャング チェーンは最大で10本持てる(ビッグアスチェーンズの場合) 一度にたくさん質入れするとボーナスでポイントが加算されてしまうので、本数を稼ぐために一本ずつ質入れ。敵を倒してもポイントが入るので注意する。あと一本で上限になる時に、10本持って質入れすれば少しは時間短縮になると思われる。 ●クーポン値引き DLCで追加できる衣装(すべて$1)もカウントの対象。 ●防弾(動乱) 敵を倒して目的地まで逃げる。アサルトライフルがおすすめ。椅子がたくさんあるロビー、踊り場付きの上り階段があるフロアで挟み撃ちされるので、片方は来た道の敵を狙おう。下り階段付近では、ダッシュで手すりに近づいて下を覗き込んで撃つと楽。 ●パシリ(ギャングの掟) 敵を倒して箱を目的地まで運ぶ。こちらもアサルトライフルがおすすめ。基本的に、箱を運ぶ→曲がり角に陣取って敵を倒す→箱を運ぶを繰り返す。しゃがんで角から覗き込んで撃つと割と被弾せずに倒せる。箱は手放すとカウントダウンが始まる。30秒経過するとスタート地点に戻ってしまう。時間が少なくなったらYで一回持ってもう一回置けば猶予は30秒に回復する。 ●キングピン どれかひとつのマルチプレイのルールで、TureSkill(リーダーボードのタグの横の数字)が31ぐらいになると解除。ギャングスタブロルチームで目指す:フレンドだけの4人開始前提。十字路のマップで、南のつきあたりにあるスナイパーライフルの沸くポイントに陣取って上限40キルすると1マッチで1~2上がる様子。 wiki http //wiki.livedoor.jp/w21ca_template/
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Saints Rowシリーズリンク シリーズ一覧 機種 タイトル 概要 判定 ナンバリング 360 Saints Row サードストリート・セインツへようこそ。この頃は本家に激似でした。 PS3/360/Win/Linux Saints Row 2 新生セインツのボスとして復活し、街の支配を取り戻せ。高い自由度・マップの作り込みと暴力表現の過激さはシリーズ随一。 良 PS3/360/Win/Linux/Switch Saints Row The Third 楽しさ一杯、殺しは控えめのバカゲー路線へ転向。もう『GTA』のパクリだなんて言わせない!国内Switch版はDL専売。 バカゲー PS4/One/PS5/XSX/Win Saints Row The ThirdRemastered 上記のリマスター版。無印で配信された30個以上のDLCを収録。キャラクターモデルが一から作り直され、リアル調に変更されている。その一方で、日本語版ではオリジナル版にて存在しなかった規制がある。 PS3/360/Win/Linux Saints Row IV(*1) セインツのボスが大統領に!?今度の敵はエイリアン!?とどまるところを知らない『Saints Row』の世界がここにある。 バカゲー PS4/One/Switch Saints Row IV Re-Elected(*2) 下記の『Gat out of Hell』を含む全DLC収録の次世代機移植版。Switch版のみ『Re-Elected』単体での販売となっている。 スピンオフ PS4/One/PS3/360/Win/Linux Saints Row Gat out of Hell 『IV』の直接的な続編となるスタンドアローン型DLC(*3)。セインツ随一の武闘派、ジョニー・ギャットが地獄へ殴り込み!マルチエンドの1つが、下記の『Agents of Mayhem』の世界へと繋がる。 リブート PS5/XSX/PS4/One/Win Saints Row (2022) 初期の「リアル」と後期の「おバカ」を融合させたリブート作。メキシコ国境に近く位置する都市を舞台に、若者達の成り上がりを描く。Volition史上最大のマップと、シリーズ最高のキャラクリエイトが特徴。ラテン系のBGMやメキシコ文化を意識したアートなど作風も大きく変化。 関連作品 機種 タイトル 概要 判定 PS4/One/Win Agents of Mayhem 『Gat out of Hell』後のパラレルワールドで繰り広げられる「ワルVS悪」の大乱闘。シリーズでおなじみの仲間達もこっそり参戦している。日本ではPS4版のみの発売。 フォロワー元 Grand Theft Autoシリーズ クローン元のクライムアクション。シリーズ初期は似過ぎていてクレームを受けた。 シリーズ概要 『Grand Theft Auto』のフォロワーであるオープンワールドクライムアクション。タイトルの「セインツロウ」とは初期作品で主人公の拠点となっていた地区の名前(*4)。 ギャング抗争を主題としており、ギャングチーム「サードストリート・セインツ」の一員として敵対ギャングと血で血を洗う戦いを繰り広げ、街の支配を目指す。 だが、その血腥いドロドロの抗争をシリアスに描いた作風は第2作までで、第3作ではギャグ・パロディ・アクションを前面に押し出した作りになり、バカゲーに路線変更を始める。 そして、第4作では地球侵略に来たエイリアンを相手に宇宙船や仮想世界を舞台に戦うという、初期とは別作品と言っても過言ではないバカゲーシリーズへと変貌を遂げた。 ストーリー・世界観は変貌が凄いがパラレルなどではなく全て地続きであり、『Gat out of Hell』以外は主人公も同一人物である。 この路線変更は『1』『2』の頃の『GTA』に似過ぎてクレームを受けた件などから、リアル路線の『GTA』とは別の方向性を目指すようになったからである。 クライムアクションとしても主人公や車輌のカスタマイズやユニークなアクティビティなど、『GTA』シリーズと似ているようでまた違った遊びを楽しめるのが特徴。 前述の通り、『GTA』と差別化すべく途中から正反対の方向に舵を切っているため、シリアス路線で殺伐とした『1』『2』と、コメディ路線でぶっ飛んだ『The Third』『IV』で作風が大きく異なっている。 自分に合った作品を探すのも、全てプレイしてギャップを楽しむのも在りである。 『IV』で行くところまで行ってしまったため、2022年には世界観とキャラクターを一新したリブート作が発売。 『2』以前のギャング抗争主体の物語と『The Third』以降のハチャメチャなノリを折衷した新たな『Saints Row』となる。 しかし、このリブート作は発売時の深刻なバグなどが原因でシリーズ最低の評価となってしまい、結果として発売から1年後にシリーズの開発元であるVolitionはスタジオを閉鎖することとなった(参照1)(*5)。 その一方で、パブリッシャーであるDeep Silverは『Saints Row』のIPを同じグループに属するPLAION(*6)に継承させているため、シリーズ自体は今後も継続する模様(参照2)。 + 初代『Saints Row』のプレイ映像
https://w.atwiki.jp/gamekisei/pages/16.html
http //ja.wikipedia.org/wiki/Saints_Row_2#.E6.97.A5.E6.9C.AC.E8.AA.9E.E7.89.88.E3.81.AE.E8.A6.8F.E5.88.B6からの引用 プレイステーション3、Xbox 360共通の規制 血溜まりの描写の削除 人体の発火描写の削除 性的、暴力、ドラックなどの描写の削除、およびマイルドな表現への修正 ho-ing(売春、日本語版ではマッサージ)時のあえぎ声の削除 言葉の修正 例:売春婦 → エステティシャン、ドラッグ → サプリ、ポン引き → スカウト ストリーキングのアクティビティで、全裸になれない(北米版でもモザイクは有る)。下着が脱げないように修正 プレイステーション3のみの規制 アクティビティ「メイヘム」、「ヒットマン」の削除 マルチプレイ「ウェットワーク」の削除(「ヒットマン」が削除された影響) ゲーム内の操作、ヒューマンシールド(敵を盾に戦うアクション)の削除 協力・対戦プレイが日本版同士でしかできない隔離サーバー 死体がすぐに消える、当たり判定も無い 追加DLCの配信はない
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続編 "The Boondock Saints II All Saints Day"(邦題 処刑人II) サントラ Soundtrack THE BOONDOCK SAINTS II ALL SAINTS DAY SOUNDTRACK!ASDで使用された楽曲のサウンドトラック。4/1より出荷開始。価格は上記リンク公式サイト購入で$17.99。監督トロイ・ダフィーサイン入りは$20.00。 The Soundtrack Includes 1. Ireland Intro - Jeff Danna 2. Line Of Blood - Ty Stone 3. B.O.S.M. - The Dirges 4. Plastic Jesus - Taylor Duffy 5. Eclipse - Radiant X 6. Balls Deep - Sean C 7. Better Days - The Dirges 8. Requiem Massive - Radiant X 9. Real Thang - Ty Stone 10. Holiday - The Dirges 11. The Wreckoning - Radiant X 12. Holy Fool - The Boondock Saints* 13. THE SAINTS ARE COMING - The Dirges 14. Saints From The Streets - Jeff Danna 15. Crew Cut vs. Poppa M - Jeff Danna 16. Young Noah - Jeff Danna 17. Ireland - Jeff Danna 18. Noah s Vendetta - Jeff Danna 19. Fake-Bake Shake - Jeff Danna 20. Skyscraper Assault - Jeff Danna 21. The Last Gun Battle - Jeff Danna 22. Get Them Out - Jeff Danna 23. Blood Of Cu Chulainn 2010 - Jeff Danna Mychael Danna ※注 *マークはBDS1にも使用された楽曲。 ※注 映画 『処刑人』 The Boondock Saints の 公式サントラCDは発売されていませんがこちらサントラ Soundtrackにリストアップしています。 ジェフ・ダナの公式サイトで、ASDに使われたスコアが試聴できます。また、こちらで「The Blood of Cu Chulainn 2010」がダウンロード販売されています(試聴可)。前作のオープニングで流れていた「The Blood of Cu Chulainn」が、アレンジを加えてASDでも使われているようです。(2010/01/10補足)「The Blood of Cu Chulainn 2010」は、iTunes Storeでも試聴・購入できます。
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Saints Row 項目数:64 総ポイント:1425 難易度: 帝国の始まり 犯罪帝国ティア2を解除する。 15 パワープレイヤー 犯罪帝国ティア3を解除する。 20 サント・イレソの王 犯罪帝国ティア4を解除する。 20 黄金時代 犯罪帝国ティア5を解除する。 40 何でも屋 全てのPERKを入手する。 25 鳥だ! ウィングスーツ・チャレンジを全てクリアする。 20 貴重な時間 ロイヤリティミッションを全てクリアする。 50 お買い物 全ての店で何かひとつ購入する。 15 ハイジャック 歩行者に車から引っ張り出される。 10 見つけた者勝ち コレクションアプリ内の5つの物を入手する。 10 ザ・コレクター コレクションアプリ内の85個の物を入手する。 25 まだ帰るには早いし… セインツとカラオケを歌う。 75 アンタッチャブル 犯罪チャンスを10個クリアする。 15 プロフェッショナル 指名手配アプリ内の全ての仕事をクリアする。 25 ハスラー 全てのサイド・ハッスルをクリアする。 40 ショーダウン ショーダウンをクリアする。 50 副業 サイド・ハッスルをクリアする。 10 汚れ仕事 指名手配アプリ内の仕事をひとつクリアする。 10 最悪な初日 最悪な初日をクリアする。 20 挑戦を受けてやろう 25個のチャレンジをクリアする。 10 チューンアップ ビークルをカスタマイズする。 10 オプティマイズ 武器をカスタマイズする。 10 ステートメント・ピース 武器、ビークル、服、そして肌を最先端の素材でカスタマイズする。 10 カオス・マスター アイドルズ・コレクティブのメンバーを全員倒す。 25 ボーナスラウンド パングス・サンクタス・デイで車を破壊する。 10 ザ・スピン バレルロールをする。 10 大家さん シノギを設置する。 10 働き者 シノギをクリアする。 15 ザ・メカニック ビークルをフル・アップグレードする。 20 フル・アップグレード 武器をフル・アップグレードする。 20 裏切り者 友達に裏切られる。 20 勤務評価 クビになる。 20 限界を超えろ 最高レベルに到達する。 25 喧嘩を売る 各勢力のミニボスを倒す。 15 レッキング・ボール けん引した物を使って敵を倒す。 10 アーマー・ピアシング クウォンタム・アペラチャーで戦車の運転手を襲う。 15 名を残す 犯罪帝国に名前をつける。 20 良き隣人 サント・イレソにある5つの地区をクリアする。 20 クローゼットの中 服を100種類所有する。 20 いたずらっ子 協力プレイのパートナーにイタズラを仕掛ける。 10 スムーズなムーブ エモートを2つ購入する。 10 シモンという車 スーパー・エア・コントロールを使って4回転バックフリップする。 10 おかわり無料 無限ブーストを使ってブーストバーを3回連続補充する。 10 脳に糖分を 自動販売機を使って敵をよろめかせる。 10 観光客 フォト・スカベンジャー・ハントをクリアする。 20 コミュニティ・アウトリーチ サント・イレソにある10の地区をクリアする。 20 乗り物マニア 全てのビークルのスペシャルアップグレードを解除する。 25 フィエスタ・タイム 発射されたピニャータをピニャータ・スティックで打ち返す。 15 おしゃれ スタイルアプリを初めて開く。 10 独り占め サント・イレソにある15の地区をすべてクリアする。 50
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Saints Row IV 【せいんつ ろう ふぉー】 ジャンル オープンワールドスーパーアクション 対応機種 プレイステーション3Xbox 360WindowsLinuxNintendo Switch 発売元 【PS3/360】スパイク・チュンソフト【Win】ズー【Steam】Deep Silver 開発元 Deep Silver Volition 発売日 【PS3/360】2014年1月23日【Win】2014年5月30日【Linux】2015年12月21日 定価 【PS3/360】5,695円【Win】4,800円 プレイ人数 1人 (CO-OP 2人) 完全版 超完全版【PS3】2015年4月16日/3,980円Re-Elected【PS4/One】2015年4月16日/5,800円【Switch】2020年11月26日 パッケージ版/3,980円(税別) ダウンロード版/4,850円(税10%込) レーティング CERO Z(18才以上のみ対象) 判定 バカゲー ポイント セインツがまさかの大統領就任エイリアン相手にスーパーパワーで大暴れ徹底的なバカゲー路線 Saints Rowシリーズ ※データ内では日本語版のみを記載しています。 概要 ストーリー 特徴 評価点・おバカな点 賛否両論点 問題点 総評 余談 その後の展開 リアルなだけじゃつまらない!ハチャメチャやろうぜ! 概要 『GTA』フォロワーの代表格だった『Saints Row』シリーズの第4作。 かつて一ギャングの構成員だったボスが、遂には合衆国大統領まで上り詰め、スーパーパワーで大暴れする。 今度の敵はギャングや軍隊ではなく、地球を侵略しに来たエイリアンの帝国である。 国内CS版は発売が欧米と比較して約5ヶ月遅れたため、最初からほとんどのDLCをプロダクトコードという形でまとめて同梱し、『ウルトラ・スーパー・アルティメット・デラックス・エディション』という無駄に長いサブタイトルを冠して発売された。 前作の販売戦略に比べればリーズナブルに購入可能。 PC版は海外Steam版の日本語化であり、サブタイトルは無く、パッケージ版はDLCが同梱されていない。また当時はDLC自体が日本語未対応だった。 後にPC版も全DLCが同梱された『Game of the Century Edition』がSteamで配信されている。 元は前作『Saints Row The Third』の大型DLCとして開発されていたが、親会社THQの財政難に引きずられる形で新たに『IV』として発表されたのが今作である。 故にグラフィック面での進化は乏しく、クローン元の『GTA』とは大きく離されてしまっているが、代わりに前作のウリだったバカゲー要素を大幅にパワーアップさせ、シリーズの方向性を完全に決定づけた。 なお、前作のDLCとして開発されていた頃とは内容も大きく違っており、当初のシナリオは本作のDLCのネタ元として組み込まれた。詳細は後述。 ストーリー 対ギャング部隊「STAG」の元司令官サイラス・テンプルは、前作におけるスティールポートでの一件により全権を剥奪され、中東のテロ組織と手を組みアメリカに対し核テロを仕掛けようとしていた。主人公ら「サードストリートセインツ」はサイラスを倒す為、秘密情報部のエージェントであるアシャ・オデカーと共に中東へ向かい、テロの鎮圧に挑む。それから5年後、サイラスの核テロを鎮圧した主人公=セインツのリーダーは名実共にヒーローとなり、遂にアメリカ合衆国大統領に就任する。しかしその自己中心的な性格が災いし、政権は支持率の著しい低下に悩まされていた。そんな折、突如「ゼン帝国(ZIN Empire)」と名乗るエイリアンがホワイトハウスを急襲。ゼン帝国の皇帝ジニャック(Zinyak)は閣僚を次々とアブダクションしていく。主人公もまた独りで立ち向かうが、ジニャックの圧倒的な力には手も足も出ず、簡単にあしらわれる。捕われたセインツ達は「バーチャル・スティールポート」と呼ばれる仮想空間に幽閉されてしまう。果たしてセインツは仮想空間から脱出し、地球人類を救うためのエイリアンとの戦いに舞い戻れるのか? 特徴 舞台は前作と同じスティールポートだが、敵勢力の作った閉鎖的仮想空間という設定であり、所々の地形が異なっている。前作のアジトが一掃された代わりにZ軸(上)方向へのオブジェクト追加が多く、探索量はむしろ増加している。 前作で登場したセインツ印のアパレルショップ「PLANET SAINTS」が「PLANET ZIN」に改竄されていたりと、新作なりに芸が細かい。 拠点は敵エイリアンから鹵獲した宇宙船。ここから仮想空間にダイブしたり、仲間達とコミュニケーションを取ったりできる。要は『マトリックス』のパロディー。 仲間との会話では何故か全員に「○○とロマンス」という選択肢が用意されている。つまり、今回は仲間達と性別を問わず愛し合える。 今回からの新キャラで機械生命体のCIDも例外ではない。 仮想空間で入手したオーディオログを聴いたりノベルゲームで遊ぶこともできる。 仮想空間なのを良いことに今回は「スーパーパワー」が使用可能に。『inFAMOUS』シリーズや『ライオットアクト』顔負けの超人アクションの習得が可能。ゲーム性が前作までとは大幅に変化した。 前作DLCの流れをくむ要素で、ストーリーが進むと使用可能になる。マップ上にあるデータクラスタを集め、消費する事でスーパーパワーを強化したり、新たな能力を会得したりできる。 基本システムも若干、前作までと異なる部分もある。 今回は仮想空間内では悪評度がある限りライフは自然回復せず、代わりに敵を倒すと「ライフオーブ」という回復アイテムを落とすようになった。現実世界などスーパーパワーなしでのミッションでは旧作同様、自然回復制。 前作までと違い、自分の所有する店舗に入っても悪評度が消えなくなった。悪評度が付くと付近に「ゴールデンCID(コマンドCID)」と言うものが出現し、これを捕獲することでと悪評度を0に出来る。 悪評度が最大値に近づいたり、一定数毎の制圧ポイントを攻略すると、「ウォーデン(*1)」と言う強力なエイリアン(中ボス)との戦いになる。これを倒しても悪評度は無くなる。 スーパーパワーの存在で車輌の重要性が薄れたこともあり、旧作以来車に乗っていない時でもラジオを流せるようになった。 仮想空間が主な舞台と言う設定上、バーチャル上の存在とはいえ過去作のキャラやシーンが再現された場面が多いなど、これまでのシリーズの総決算と言うべき内容となっている。 評価点・おバカな点 スーパーパワーの存在。 地上を飛行機以上の速度で移動し大ジャンプ、そのままビルの壁を駆け別のビルへ…ということができる。移動手段としての車が全く必要無いほどで、ミッション時の移動はとても快適。 一応、従来通りのガレージ機能もある。バーチャル空間と言う建前なので、車に乗り込みボタン1つでガレージ行きにできる。 過去作では車を呼んでから部下が届けるまでタイムラグがあったが、今作はバーチャルなので呼べば即座に車が出現して乗り込んだ状態になる。 攻撃用パワーも様々。敵から車までほとんどのオブジェクトを投げられる「テレキネシス」や、敵を凍らせたり燃やしたりする「ブラスト」等。従来の銃火器とも組み合わられるので、多彩でド派手な戦い方ができるようになった。 銃撃の嵐から一瞬にしてダッシュで離脱し、ハイジャンプからテレキネシスで航空機を捕獲して地上に叩き付け、空中からのストンプで街区1ブロックの全てを吹き飛ばす…等々、ハジケ切った爽快な超人アクションは本作最大の魅力。 旧来のアクティビティ「保険金詐欺」も、スーパーパワーによって壮絶にアホな光景を堪能できる代物となった。小型車に引っ掛けられてビルの屋上まで吹っ飛ぶ主人公の姿は、ラジオBGM次第で謎の感動すら呼び起こす。 強力無比かつ頭のネジのフッ飛んだ新武器の数々。 エイリアン武器は序の口、跳弾やブラックホールを打ち出す武器から、照射地点の人を上空に吸い上げる「アブダクションガン」や、相手を膨らませて破裂させる「インフレートレイ」に加え、ダブステップを流し敵を踊らせながら光弾で一方的に蹂躙する「ダブステップガン」等々、突っ込む気力すら起きないほどアホらしいラインナップ。 DLCを含めればトイレ用のプランジャーを発射するもの、敵のア○ルに突き刺して上空に打ち上げ空中で爆散するロケットまで。 極めつけは目に痛い合衆国カラーに、軍歌のような曲を流しながらミニガン+ロケット弾or火炎放射を凄まじいレートで発射できる「ウェポン・オブ・アメリカ」で、その圧倒的火力とナショナリズムの前に、敵は消し炭になるのみ(それらしく弾薬消費速度も凄まじい)。 同じ武器でも見た目をいくつかのモデル・カラーリングから変えられるようになってもいる。ちなみにこのモデル替えは現実世界にも反映されるので…。 前作に輪をかけてブッ飛んだ世界観。 前作でもただのギャングチームとは思わせない大スターへと激変したセインツだったが、今回は早々に主人公がアメリカ合衆国大統領に就任すると言う更なる大躍進を果たす。そこにエイリアンの襲撃と、もはやシリーズ初期には『GTA』ばりの真面目なギャング抗争をやっていた事など完全に忘れていると言ってもいいほど。 『1』では一般市民からギャングの下っ端だったプレイヤー。壮大過ぎるスピード出世である。 設定もさることながら作中でも冒頭から超展開の連続である。 + 序盤の展開 ゲームが始まったと思ったらいきなり『Call of Duty』か『スプリンターセル』もかくやというようなミリタリー系ミッションが始まり、早々にテロ組織と戦わされる羽目になる。 そのミッションのラストも、かの『アルマゲドン』の主題歌で有名な「I Don t Want to Miss a Thing」をバックに核ミサイルをよじ登って起爆装置を止めると言う謎の感動とツッコミ所が満載の展開に。挙句の果てに、生還した主人公はそのままホワイトハウスの大統領執務室の椅子に着陸し、そして表示されるミッションタイトル「ゼロ・セインツ・サーティ(*2)」。 合衆国大統領就任後は、短い間とは言え大統領気分を満喫できるおバカイベントが用意されている。そのままエイリアンとの戦闘が始まるが、大統領執務室に重火器を隠していたり、ホワイトハウスの地下に超兵器を格納していたりと、やはりやりたい放題。嘗てのフロム製アメリカ大統領を彷彿させる無茶ぶりを見せつける。つーかなんで合衆国民はセインツに国を任せたのか。 ジニャックに負けた主人公は、自分にとっての悪夢を具現化した仮想空間に閉じ込められる。しかしそれが何故か50年代のアメリカのホームドラマ風の町である(*3)。演出もそれっぽく作ってあり、外野からご丁寧に笑い声まで響いてくる。 ちなみに、この世界はノリノリな足取りで歩く所為でダッシュが出来ない、車は決まった道しか走れずスピードも出ない、行動する度にいちいちQTEをやらされるなど、主人公より寧ろプレイヤーにとっての悪夢の世界だったりする。 パンケーキにフォークを刺して口に運ぶ動作や落ちている新聞紙を拾う動作にまでコマンド入力を要求するQTEなど他のゲームではまずお目にかかれないだろう。しかも後者は何故か連打。『バイオハザード6』も真っ青である。 また、素手攻撃のアイコンがこのイベント時だけサムズアップになっているのも芸が細かい。 本編のストーリーも前作をも上回るはっちゃけぶり。バーチャル空間を攻撃・占領してエイリアン側にダメージを与えつつ、仲間達をそれぞれの悪夢の世界から救出していくのが主な流れだが、どの仮想世界も曲者揃い。 過去作のエピソードをモチーフにした世界、別ゲームと化してしまうような世界など様々。 一方、仲間との絆を実感できる熱い展開も多数あり、特に最終ミッションは胸が熱くなるような盛り上がりを見せる。ただおバカなだけでは終わらない! 一部のミッションでは現実世界が舞台となる。ここではスーパーパワーは使えないが、そこでさえロボットや宇宙船などなどが入り乱れ、バーチャル空間にも劣らぬカオスな戦いが繰り広げられる。前作までとはえらい違いだが、セインツの世界ここに極まれりと言える。 敵役であるジニャックも、やり口のえげつなさやラスボスの貫禄こそ旧作の悪役達とは比較にならない次元なのだが、一方でエイリアンなのにシェイクスピアやジェーン・オースティンといった地球の初期近代文学を愛読していたり(*4)、ラジオのとある局のDJを務めていたりと、どこか憎めないお茶目な面も併せ持っている。 ちなみに作中で収集して遊べるノベルゲームは彼の半生を辿る内容となっている。 夥しい量のパロディ。 ほぼ全ての場面で必ずどこかに仕込まれているほど、徹頭徹尾パロディまみれ。有名ゲーム・映画・時事ミームから過去作・自虐ネタまでとても一人では追い切れないほどの量が。全て知るには解説サイト閲覧必須。 例えばオープニングのジェーン・オースティン風の語りの次がいきなり完全に映画『プレデター』の一コマ(曲まで一致)。 日本人でも馴染みのあるシーンも多々あり、モロにベルトアクションの名作(*5)や某諜報戦略アクション(*6)のパロディなミッションまである。 後者ネタでは、娼婦らしい女性モブを前にした敵兵が、肉体の一部位の状態を「ベイビー、このスネーク、最高にソリッドだぜ」と申告する、というヒドイものもある。 ファンサービス。 パロディの一環で過去作ファンへのサービスも充実しており、これまでのシリーズの総決算と言うべき内容となっている。 『1』からは元バイスキングスリーダーのベンジャミン・キングが久しぶりの再登場で仲間になり、『2』の頃の若いショーンディが現在のショーンディとは別に登場(声優も違う)。また『3』では敵だったマット・ミラーが、今度は味方として続投。 そして、『1』『2』で初代セインツリーダーのジュリアス役を務めた俳優キース・デイヴィッドがなんと本人役で登場。ただのゲストではなく、何気にストーリーに絡んで来る。当然、中の人ネタも完備。 シミュレーションである事を活かし、旧作で倒した敵ギャング達も多数登場。条件を満たせば仲間に加えることも可能。 前作で生死不明となったジョニー・ギャットの復活もファンを喜ばせた。猛烈な後付けだが、セインツにとってそんな超展開は最早いつものこと。 あるミッションでは『1』『2』の主人公のデフォルトのデザインが登場。性別や人種に関係なく問答無用で「主人公の過去の姿」と言う扱いらしい(*7)。 序盤のホワイトハウス内にはセインツゆかりのオブジェが大量に設置されている。シリーズファンはストーリーを進める前に見て回って思い出に浸るのも悪くない。 イベントシーンでも、『3』の「タイガーエスコート」のトラが登場したり、『2』の「正義の汚水」を連想させる台詞が飛び出したりと、小ネタが随所に仕込まれている。旧作を知っていればいるほどニヤリとできる。 キャラ毎のサイドストーリーが独白ファイル・ミッション両方の形で追加。前作まで乏しかった歴代キャラの掘り下げに多少なりとも貢献している。 仲間毎の固有ミッションは「ロイヤリティミッション」と呼ばれ、クリアするとその仲間もスーパーパワーが使用可能になる。また、全てのロイヤリティミッションをクリアしてからエンディングを迎えると…? キャラメイクの自由度は前作より据置き。 一部は変更されたパーツもあるが、ほぼ前作のデザインが流用されているので、前作の高いカスタマイズ性をそのままに今回もキャラを作る事ができる。 衣装も元DLCを含めた多くが引き継がれている上、新しいコスチュームも増加(*8)。今作DLC配信分も合わせるとバリエーションは実に豊か。 中には日本のアニメ、ゲームをモチーフとした「アニメパック」なんてDLCもあったりする。名前も「ショーネン」「ショージョ・キューティ」「超カワイイ(*9)」など、おかしなものが付けられている。 アクティビティも健在。 保険金詐欺、メイヘム、と言ったシリーズお馴染みの一部や、スーパーパワー向けに大胆アレンジされたファイヤーレースとファイトクラブや「ゲンキ博士のブッ殺し大会(Prof. Genki s Mind Over Murder)」といった各アクティビティが存在する。 『2』以来の復活となるファイトクラブは、対戦相手として過去作のキャラ達が登場。 最終スコアによって3段階にクリアメダルがつけられるようになり、同種アクティビティで全て金/銀メダルを取ると、『2』以前のように特典としてスキンや独自アップグレードが手に入る。 仮想空間でやる必要があるのかと思うかもしれないが、これらはすべてロイヤリティミッション以外の全サイドクエストの対象であり、仮想空間の掌握(データ収集やハッキングなど)という理由付けがされている。 残念ながらエスコートやデリバリーなどのギャング系アクティビティは車両回収以外なくなっている。 DLCの追加ミッションも凄まじいカオス度。 + 追加ミッション紹介 ENTER THE DOMINATRIX 前作のDLCとして開発されていた当初のシナリオが元ネタだが、何を血迷ったか主人公達の解説付きのドキュメンタリー形式で進行する。開発中止になっていた事そのものをネタにしてしまったわけである。 つまり「こう言う内容になる予定だった」と言うダイジェストの形を取っている為、シーンが飛び飛びだったり簡単な解説だけで済ませてしまう場面が多々。言ってしまえば没シーン集のような内容である。 「おい、アレを蒸し返しちゃうのか?」とか「今までの中でもサイアクのアイデアね」とか「脚本が意味不明」「ゲームに組み込む予算が無かった」など、ぶっちゃけた発言も普通に飛び出す。 なんと、本編ラスボスのジニャックもインタビュー対象としてチョイ役で出演している。ただし上記の内容の通りなので、彼の扱いはお察しの通り。逆に言えばあのような扱いから最終的にはラスボスとなったのだから大したものである。 なお、このシナリオは『IV』本編と違って、『3』の巨像爆破エンディングから続く内容であった。なのでピアースがスティールポートの新市長に就任し、代わりにヴィオラとレイノルズ市長は死亡している…が、ショーンディだけが何故かちゃっかり生還すると言う本人達も認めるほどの超展開であった。 ムービーが用意できないので絵コンテを動かして済ますイベントや、ミニチュアを使った実写で誤魔化しているムービーもあったりする。 さすがに絵コンテにキャラのカスタマイズは反映出来ないので、これらムービー中では主人公の姿は無難なデザインの白人男性で固定。一応、「キミの主人公に置き換えて見ようね!」という旨の注釈は入る。 前作で多くのプレイヤーを爆笑させた人力車ドライブバイも再登場。本編でやれなかったのが惜しい。 本編とはかなり毛色が違い、SMネタを完備した『3』に近いアブナイ大人な雰囲気である。そもそも「マトリックス」とかけたタイトルの「ドミナトリックス」がSMプレイの女帝を意味しているので…。 『2』まではヘタレキャラだったドニーの他、『3』でモロにその手の分野を手がけているズィーモスなど、本編には出番が無かった過去作キャラも登場する。 How the Saints Save Christmas(セインツはどうやってクリスマスを救ったか) 読んで字の如く、クリスマスを救う為にサンタクロースと共に戦うと言う、もう何から突っ込めばいいか判らない代物。 北極にあるサンタの町を舞台に妖精達やサンタの奥さんが銃火器を手に戦う異様な光景が拝めるのはこのシナリオぐらいのもの。 扉の閂に使われているキャンディーをひたすら舐め続けるなどと言う小ネタもある。強制イベントではないが、舐め終わるまで相当掛かる上に(*10)扉自体に鍵が掛かっているので結局徒労に終わるのもまた何とも言い難い(トロフィー/実績は貰える)。 挙句、サンタのソリに乗って良い子の家にプレゼント弾を、悪い子の家と敵のソリには実弾を撃てと言う眩暈がする(誉め言葉)ようなアクティビティまである。 エンディングや収集テキストはクリスマスを楽しみにしていた童心に帰れるような温かいもので、バカなだけではなく後味も良い。 後にスパチュンは日本では配信時期を逸してしまった本DLCを2014年のクリスマスまで無料で配信するという暴挙に出た。正月ボケも終わった頃に公開されたPVの「スパチュンからの一足早いクリスマスプレゼント」に爆笑したプレイヤー多数。 賛否両論点 あまりに変化した世界観とゲーム性。 バカゲー路線に走り出したとは言え、前作はまだギャング抗争が基盤であった。それに対して本作はバーチャル空間や宇宙船で地球を救う為にエイリアンと戦うというもので、最早同じシリーズとは思えないほどに変化している。 クライムアクションは銃撃戦やカーチェイス等が目玉で、本作ミッション中にも確かに両方あるが、今回はスーパーパワーを使えるので大分印象が違ってきている。 ひたすらバカに振り切った作風が爆笑と共に歓迎された一方、従来のようなクライムアクションとしてのセインツを求めるプレイヤーからは「いくらセインツでも今回はやり過ぎ」と言う声が上がる事も。 ぶっ飛び過ぎたが故に、プレイヤーがセインツに何を求めるかで評価が分かれる側面があるのは致し方ない所かもしれない。 作風においては大転換どころか逆走を決めていながら、ストーリーは(一応)旧作を踏襲しているため、所々で陰惨なシーンが挿入されたり、いかにも不良なナマっぽい暴力が炸裂したりと、落差の大きい展開が見られる。バカ騒ぎに水を注すような点ではある。 序盤で地球が破壊され、セインツと拉致された人々以外の人類が滅亡したために仕方なくシミュレーションを荒らしている、というストーリーを反芻したとき、ふと迷惑行為の手を止めて我に返ってしまうプレイヤーもいるかも知れない。 グッドエンドでは地球を救う一応の手段が提示されるが、実際に地球が救われる描写は最後まで無く、続編『Gat out of Hell』に至っても地球は破壊された時点での幕間ストーリーになっている(*11)。 ギャングゲーかバカゲーかは別にしても、本作のストーリーに拒否感を覚える、または受け入れられないプレイヤーも多かった。 上述の通り本作は「仕方なしにシミュレーション内で暴れる」という物語で、ぶっ飛び具合はさておき規模自体は小スケール。物語の途中で地球が破壊されるという大きな展開こそあるが、それもあくまでストーリー上の話である。バーチャル空間という違いはあれど、舞台が前作と同じスティールポートである点、言わば流用・使いまわしな事もスケールの小ささに拍車を掛けている。 また、当然ながら前作の舞台設定は現実世界であり、その中で非人道的行為やひっどい犯罪行為をゲラゲラ笑いながらできる点が好評だった。 しかし、本作はシミュレーションが舞台であると明示されているため、どんなバカをやっても(元からゲームとは言え)これは現実ではない……という冷めた感覚は付きまとい得る。世界設定が没入を妨げるとも言える。 根本的な話として、本作が「大統領に上り詰めたボスが侵略してきたエイリアンと戦う物語」だと期待したプレイヤーも少なくなかった。 しかしいざプレイしてみると、先述のような小スケールの物語でしかなかった他、それを示唆させる発売前情報も少なく、パッケージ裏等にも書かれていない。ボスvsエイリアンという構図自体は間違いないのだが、なんか違うと思わざるを得ない。 総括すると「前作のバカゲー具合を好意的に見れたプレイヤーでさえ、本作の物語は手放しには受け入れられなかった」という結果となった。 問題点 ボリューム不足感。 アクティビティ・ロイヤリティミッション・各種収集要素等と総合的には充実しているのだが、本編のストーリー自体は短め。 特に今回は倒すべき敵がはっきりしており、その打倒と言う目的も最後までブレないため、前作よりも駆け足な印象が否めない。 クリア済みのミッションに再挑戦出来ないと言う前作の短所を引き継いでしまっている。前作以上にユニークなミッションが多いだけに尚更残念。 また、今回もエンディングが2種類存在するのだが、前作と違って最終ミッションのやり直しが一度たりとも出来なくなっているので、データを分けない限り両方のエンディングを見る事はできない。 前作同様、DLCの追加ミッションのみ何度も挑戦可能。 プレイヤーの動作に幾つか難点あり。 なぜか空中では武器が使えない。空中で放てる攻撃はスーパーパワーのみであり、空中にいる時間が圧倒的に増えたことを考えれば、かなり大きな難点。スーパーパワーが目玉とは言え、銃器が主力という事には変わりないので空中でもガンガン撃てるようにして欲しかったところ。 ダッシュや歩きから止まろうとすると、高速なら大きくスリップし、低速でも軽くつんのめる。この間はほかの動作ができず、戦闘中などはいちいち引っ掛かる。 ジャンプも必要以上に跳んでしまい、微調整に手間取ることがある。 登場人物の格差。 『3』の流れを汲んだ直接の続編なのだが前作でセインツに加わった仲間の殆どが未登場、もしくはすぐに退場する。利害の一致から一時的な協力関係を結んでいただけのズィーモスとエンジェルはともかく、オレグとジョッシュも序盤のみの登場。ヴィオラは会話の中に名前が出てくるだけである。 メインパーティメンバーにおける他作品キャラとの兼ね合いとも思われる。今回のセインツメンバーは『1』のベン・キングとジョニー、『2』からのショーンディとピアース、『3』のキンジーとマット、そして本作新キャラとしてアシャとキース・デイヴィッド氏(+CID、若いショーンディなどのAIキャラ)と考えれば、本作においては作品間のバランスが取れたものとなっている。 なお、ジョッシュとズィーモスは「ENTER THE DOMINATRIX」で仲間になり、ヴィオラは『Gat out of Hell』にて再登場し、オレグは後の関連作『Agents of Mayhem』で正式にプレイアブル化しており、本作の本編外では冷遇されている訳ではない。 一方でキンジーはその頭脳とスキルを活かし、全編を通して主人公のサポート役として活躍する(*12)。しかも続編『Gat out of Hell』でもジョニーに並ぶ主人公の一人に抜擢され、『Agents of Mayhem』にもDLCながら参戦を果たしており、一部からは「スタッフのお気に入り」「公式メアリー・スー」呼ばわりされるほど露骨な優遇を受けている。 余談だが、リブート版『Saints Row』の新キャラ「ニーナ」はキンジーに似ており、扱いもやや優遇されている。 バーチャルスティールポート内の時間帯は基本的に夜のみ。 ミッション中等を除いて、街には日中の時間が存在しない。常に赤く染まった夜で固定され、天候の変化も無い。支配地域が広がると、そのエリアの空や電灯が青くなるという変化が発生するが、やはり夜には変わりない。 仮想空間らしさを出す演出には一役買っているが、変化が無い上に薄暗く、閉塞感も漂う画面になってしまっている。ゲームクリア後には自由に時間帯(マップの雰囲気)を変えられるようになるが、正直今更感が否めない。 バグ・フリーズは今回も多い。寧ろ旧作より頻発する。 ロード画面でフリーズ、宇宙船に戻ったらフリーズ…と、CS版プレイヤーにとってはエイリアンよりフリーズの方が遥かに強敵である。一応オートセーブが頻繁に入るので、進行面での障害は発生しにくいが、ハードへの負荷が怖い上に再起動の煩わしさに悩ませられる。 今回はミッション開始地点に着くとイベントを挟んでミッション専用マップに移動する事が多いのだが、イベントが発生しない・専用マップに移動しない等のバグが発生する事がある。そうなるともうロードするしかなく、再発しないように間を置く必要まで出てくる。 ガレージにいくらでも突っ込めるのだが当然ながらこれでもバグる。具体的な上限数は不明だが、発生したが最後ガレージを開くことすらできなくなる(*13)場合や、開くものの何も表示されなくなったりする。また、メニューの選択肢の格納庫(航空機用の方)が複数になったり等、よくわからないバグり方をすることも。 こうなると削除もできなくなるため非常に厄介。本作では車の出番が少ないのが救いという本末転倒なことになっている。 後発のSwitch版では改善されてはいるがゼロではない。 グラフィック・パフォーマンス関連 本作ではバーチャル空間である事を意識した演出として、地形やNPCにバグったかのようなエフェクトが掛かっている。 演出としては効果的なのかもしれないが、このエフェクトがやけにジラジラしていて見辛い上に目に悪く、視覚的に煩わしい。 また、このエフェクトは負荷が高く、先述のフリーズの原因の一つである他、前作と比較してフレームレートの大幅な低下を招いている。 高速移動が主でゲームスピードが高い本作において、フレームレートの低さがゲームプレイに与える影響は大きく、ストレスになりやすい。 字幕の問題 規制も表現のごく一部のみで全体的に良好なローカライズなのだが、前作・前々作に続いて字幕は完全ではない。 例として「ゲンキ博士のブッ殺し大会」は、前作と同様に字幕が無く、実況と解説の面白おかしい掛け合いを楽しめない。 また、これとは直接関係のない問題点だが、ランダムエンカウントで遭遇する野良のゲンキ博士は、あの特徴的なボイスが本作では無くなっており、相手にしていてかなり味気ない。 これはシリーズ共通の問題だが、今作もやはりカットシーンの主人公の字幕は固定。声に応じて変わるのはやはり操作時のみで、結局リブート前のシリーズでは最後まで改善はされなかった(*14)。 一応、残忍なサイコパスだった前々作、サイコ感は薄れたが基本は俺様キャラの前作に比べると、今作の主人公はカットシーンにおいても前作以上に陽気でコミカル寄りなキャラになっており、操作時の性格との乖離は若干だが軽減されているとも言える。 実用上、車の出番がない。 「スーパーダッシュ」と言うパワーがどう考えても車に乗るより使い勝手がよくアップグレードにより壁も登れるので、車に乗る必要が全くと言っていい程に無い。 アップグレードされていない序盤ではスタミナが消費されてスーパーダッシュが中断されるが、アップグレードによりスタミナ減少が無くなることもそのことに拍車をかけている。 なお、航空機はそれなりに使い道がある。移動能力を強化できていない序盤はもちろん、高所のアイテム回収や、目的地が遠方でジャンプ・ダッシュ移動が面倒なときなどになかなか便利。 総評 前作で見出したバカゲー路線を更に昇華させ、全身全霊でバカをやらかした快作であり、『Saints Row』の1つの到達点とも言える。 従来から変わり過ぎたゲーム性やその内容は受け入れられない人もいるのは仕方ない。 だが、この手のオープンワールドアクションでここまで好き放題にふざけまくった作品は極稀で、他のゲームでは到底味わえない無茶ぶりが楽しめるのは間違いない。 「リアルなだけじゃつまらない!ハチャメチャやろうぜ!」のキャッチコピーに一切の偽りは無い。 同プラットフォームに多いリアリティ重視のゲームに飽きてきた人は本作でハチャメチャに遊びつくしてみるのも良いだろう。 余談 本国及びWin版では本作の続編となるスタンドアローンDLC『Saints Row Gat out of Hell』が発売された。開発に後述のPS4/One版の移植も担当したHigh Voltage Softwareが参加している。 名前通り、珍しく主人公がジョニー(とキンジー)で固定され、地獄の悪魔に連れ去られたボスを助ける為に地獄へカチコミに行くと言う今作並にぶっ飛んだ内容である。『IV』とは別方面だが、パロディや過去作ネタも健在。 SFである今作に対し、こちらはダークファンタジー風。地獄が舞台という事で、過去作で死亡した意外なキャラの再登場もある。 ギャグの面でも、いきなり『ディ○ニー』ばりのミュージカルが始まったりと『IV』とはまた違ったネタで笑わせてくれる。 システムはほぼ『IV』を踏襲している。スーパーパワーも「神秘」へと形を変えて使用可能。武器やアクティビティも地獄ならではの明後日の方向に振り切ったものが揃っている。セインツ一危険な男は地獄と相性が良い。 一方、ストーリーミッションは極めて少なく、アクティビティやデバージョンをこなすなどして敵側の怒りを貯める事でストーリーを進行させる形になっている。 なお、『IV』を遊んでいた場合、ボスの外見は本作のセーブデータの最新のものが反映される。無い場合はデフォルトのデザインに。 ちなみに、CS日本語版は後述の『IV』のDLC全部入り版への同梱のみで単体販売無し。 そのため、既に『IV』を持っていても『Gat out of Hell』をプレイしたければ改めて全部入り版を購入しなければならなかった。 現在はPS4/One/PS3版『IV』の配信終了、及びプロダクトコードの期限切れにより新規の入手は不可能となっている。 後にPS4/One版においても『Saints Row IV Re-Elected』として全DLCを収録して発売。日本では『Gat out of Hell』のプロダクトコードを同封したバージョンのみ発売された。同じ収録内容のPS3廉価版『Saints Row IV 超完全版』も同時発売。 さらに2020年にはSwitch版が発売された。『Gat out of Hell』は未収録。ダウンロード版はKoch Mediaより、パッケージ版はDMM GAMESより発売。 2022年にはWin版『Re-Elected』がEpic Games Storeからダウンロード販売され、販売開始から1週間は無料配布された。 ローカライズ会社の移行に伴ってか、スパイク・チュンソフトによる『Re-Elected (PS4/One)』と『超完全版 (PS3)』のダウンロード版の販売が告知なしに終了している。 スパイク・チュンソフトの商品ページは健在だが各ストアでは商品ページが検索不可能な状態である。 Switchに移植されていない『Gat out of Hell』の商品ページのみ中途半端に残っている(*15)などの状況から、ダウンロード版の販売権に縺れが生じている可能性がある。 前作および本作のスクリーンショットや、容姿・服装をカスタマイズした主人公をネット上で共有できるサービス「マイ・スティールポート」が運営されていたが、2018年1月末でサーバーが停止された(*16)。 マイ・スティールポートにキャラをアップロードする実績が、現状では達成不可になってしまっている。 本シリーズのデベロッパーであるDeep Silver Volitionは、2017年8月に本作と世界観を共有する『Agents of Mayhem』をリリースした。 時系列は『Gat out of Hell』のとあるエンディングの後であり、本作のキャラも登場する。日本語版は同年12月7日にスクウェア・エニックスから発売された。 プレイアブルキャラは複数存在し、いずれも新キャラだが、その中にしれっとセインツのメンバーが新たなコードネームを引っさげて参戦している。よって、意外なキャラが操作可能に。 その後、2018年2月14日にオーストリアに本拠地を持つゲームパブリッシャー、THQ NordicがDeep Silverの親会社であるKoch Mediaを総額1億2100万ユーロ(報道時の為替レートで約161億円)で買収した(*17)。 この買収により、一度はTHQの元を離れた数々のタイトルが一部を除き再び「THQ」へと戻ると思われたが、最終的にはTHQ Nordicの親会社であるTHQ Nordic ABが持株会社であるEmbracer Groupへ転身後、THQ Nordicが持つ『Red Faction』と『Painkiller』の権利をDeep Silverへ移管するにとどまり(*18)、本シリーズの権利は引き続きDeep Silverが保有する形となっている。 その後の展開 2022年8月23日にリブート版『Saints Row(*19)』がPS5/XSX/PS4/One/Win(*20)で発売された。世界観やキャラクターは一新され、(小ネタを除けば)過去のシリーズ作品とは一切繋がりは無い。 舞台となるのはメキシコ国境に近く位置する都市「サント・イレソ」で、学生上がりの若者4人組が犯罪組織を立ち上げ、犯罪帝国を築きながら裏社会の頂点を目指す。 ストーリーはシリーズ初期のギャング同士の抗争へ原点回帰。そこに学費の返済や就職難にぶつかる若者達の悪戦苦闘が反映されると言った「アメリカの現実」が描かれる。 こう書くと真面目そうだが、実際は『The Third』以降の雰囲気を引き継いでおり、ぶっ飛んだノリやはっちゃけぶりは健在。『2』以前のリアリティと『The Third』以降のバカゲーらしさを融合させた作品とも称される。敵勢力にも、「暴力と車を武器とするギャング」といういかにも初期の雰囲気の組織がある一方、SF軍隊やサイバーパンク集団も存在している辺りからそれが察せられるだろう。 マップはVolitionが過去に手掛けた作品の中では最大であると同時に多様性に富んでおり、主人公である「ボス」のキャラメイクはシリーズで最も入念に手を加えることができ、これまでのシリーズ同様に2人でのCO-OPプレイに対応している。 しかし、このリブート版『Saints Row』は発売時の深刻なバグ等が原因でシリーズ最低の評価となってしまい、結果として発売から1年後にVolitionが閉鎖されることになってしまった(参照)。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4758.html
Saints Row 2 【せいんつ ろう つー】 ジャンル オープンワールドクライムアクション 対応機種 プレイステーション3Xbox 360Windows XP/Vista 発売元 【PS3/360】THQジャパン【Win】ズー【Steam】Deep Silver 開発元 【PS3/360】Volition【Win】CD Projekt Localisation Centre 発売日 【PS3/360】2008年12月4日【Win】2009年1月30日 定価 【PS3/360】7,140円【Win】8,190円 プレイ人数 1人(マルチプレイ時 2~12人) 廉価版 【PS3】THQコレクション 2010年6月10日/3,880円【360】プラチナコレクション 2010年6月10日/2,940円 配信 【Steam】2009年1月28日/980円 レーティング CERO Z(18才以上のみ対象) 判定 良作 ポイント 良くも悪くも『GTA』フォロワー最高峰ぶっ飛んだサブゲームとシリアスな物語シリーズ随一の自由度と血腥さ Saints Rowシリーズ 概要 特徴 評価点 自由なカスタマイズ その他 賛否両論点 問題点 難易度の高さ その他 機種ごとの問題点 PS3/360版 PS3日本語版 Win版 総評 余談 その後の展開 その街はお前を待っている、目指すは頂点! 概要 『Saints Row』シリーズは『Grand Theft Auto』のいわゆるクローンゲームである。 1作目はそれが良くも悪くも特に顕著になってしまったので、本国でも度々『GTA』シリーズと比較され、本家の開発・販売元のRockstar Gamesからクレームが来たことすらあった程であった。 しかし、それだけあって『GTA』クローンの中では最高レベルとの評価を受けている。本作はその続編である。 オープンワールド、暴力的なクライムアクション、緊急車両を用いたミニゲーム等、基本的な要素はPS2時代の『GTA』3部作を踏襲、独自発展させたもの。 特に『GTA SA』からインスパイアされた要素が色濃く(*1)、本作はギャング同士の抗争や縄張り争奪戦が主題となっている。 特徴 前作ラストの爆発事故から2年後、主人公(前作から続投)が昏睡状態から目覚めた所で物語が始まる。自分が眠っている間に離散したギャングチーム「サードストリート・セインツ」再建のために新たなリーダーとして立ち上がり、台頭してきたライバルギャング達と対決、奪われた縄張りを全て取り戻すことがゲームの目的である。 舞台は前作と同じく、アメリカ西海岸の架空の町「スティルウォーター」で、シカゴ・デトロイトをモチーフとしている。 基本的には『GTA』と同じくミッションを受託してストーリーを進めていく。また、メインミッションの他に敵の縄張りを奪う「拠点ミッション」も存在する。 ミッション進行で縄張りを広げて収入を得られる。物件購入も同様。 縄張り内の店舗は基本的に買収可能。所有する物件からは一定時間毎に収入が得られる他、所持数の多い店ほど利用時には割引される。また、特定の店舗を全て買収すると主人公が看板に載るという小ネタがある。 敵ギャングが縄張りを奪い返そうと襲撃してくるときもある。実際に奪還されることはないが、襲撃を受けている場所は交戦状態になり、収入も無くなる。縄張りの中にいる敵幹部を全員倒せば防衛成功となる。 プロローグが終わった後は、敵対する3つのギャングチームをそれぞれ潰していく事になる。全てのチームを壊滅させ、縄張りも全て確保する=全てのストーリーミッションと拠点ミッションをクリアすると最後の戦いが始まる。 評価点 自由なカスタマイズ 『Saints Row』シリーズの『GTA』との決定的な違い…それは主人公を自分で作ることができるという点である。 人種、性別はもちろん顔の細部、口の表情、年齢(=体のシワの量)、体格(ガリガリもメタボも可能)、歩き方、声の種類まで設定可能。 前作の主人公と同一人物だが、前作は男性で固定だったのに対して今作では女性も選択可能になった。性別と声を不一致にすることさえもできる。 今作から、設定した声に応じてミッション中の台詞でも主人公の口調が変化する。無口だった前作とは打って変わって饒舌になり、ほとんどのイベントに台詞がついた。 キャラメイクは美容外科で何度でも制限なくやり直すことが可能(*2)。この手のゲームでありがちな「キャラメイクから進めない」と言うことがなく、適当なキャラでゲームを始めて、ある程度進んだところで凝ったキャラメイクを…ということも可能。 ちなみに、前作のデフォルトは金髪の白人男性だったが、今作のデフォルトはスキンヘッドの黒人男性になっている。整形一つで人種も性別も変えられるのだから深く考えるなと言うことかもしれない…(*3)。 なお、どんな外見になっていても、前作の顔馴染みからは「髪をいじったか?」の一言で済まされる。本作中やシリーズ中でも自らネタにするほど。 衣服もスポーツウェアからビジネススーツ、着ぐるみから下着まで種類が豊富。さらに色やマーキング、着こなし方(帽子を被る角度等)を自由に設定可能。キャラメイクによる制限も存在せず、男装・女装も思いのまま。 海外版では全裸になることも可能(股間にはモザイク)。この状態で外出するとストリーキングというデバージョンがプレイできる(*4)。 全盛期には、有名なアニメ・ゲームのキャラや有名人に似せたキャラを作りネットで公開するプレイヤーが多かった。 主人公のみならず、車や自宅までもカスタマイズ可能。 特に車はパーツやボディカラー、ステッカーはもちろん、タイヤやホイールの種類や大きさの変更、隠し武器(ニードル)の仕込みまでできる。 車種によってできることに差はあるが、基本的にほぼ全ての車に手を加えられると考えていい。特別な方法でしか手に入らない車なども含めてである。 その他 アクティビティとデバージョンが充実している。 アクティビティはいわゆるサイドミッションで、多種多様かつ破天荒なものが揃っている。以下に一例を挙げる。 狂乱するファンを血祭りにあげセレブを護衛する「群衆整理」 地価を下落させるためにバキュームカーで汚物を街中に撒き散らす「正義の汚水」 街中で破壊の限りを尽くす「メイヘム」 わざと車にぶつかり轢かれ方の派手さでポイントを稼ぐ「保険金詐欺(=当たり屋)」 デバージョンは要するにミニゲーム。こちらも個性的。 『GTA』でも定番の車集めや職業ミッション、「タグペイント」や「マッサージ」に加え、走る車の上でバランスを取る「カーサーフィン」といった独特のものが用意されている。 これらにはさまざまなクリア特典が用意され、プレイヤーの能力が強化されるアップグレードや、レアな武器・乗り物などが入手できる。 ミッションを始めるために必要な「リスペクト」も、主にアクティビティのクリア報酬で稼いでいくことになるため、ゲーム進行において非常に重要な要素。 快適なプレイ。 車両・船舶・ヘリ・飛行機をガレージに63台まで登録できる。大破・紛失しても無償で簡単にガレージから取り戻せるため、お気に入りの車で気兼ねなくドライブできる。 ただし、大破した場合はタダで修理されるが、ダメージを受けた状態で乗り捨てた場合は、取り出す際に修理代を請求される。 ライフは自動回復制+回復アイテム4つ持ち歩き。多少力押しなプレイも可能。 ただし、ゲームバランスもそれを踏まえたものである為、後半にもなると物量が増えて回復が追いつかなくなり、難易度は高くなる。 ミッションの節目にチェックポイントが存在し、失敗してもチェックポイントからリトライが可能。 『GTA』本家やクローンに有りがちであった、失敗 → 武器や車を調達し直し → 受け直しに行くという手間が無い。 余談だが、ライフ自動回復やチェックポイントは後に『GTA』でも導入されることになった。本シリーズは少なからず本家に影響を与えているとも思われる。 マップの作り込みが細かく、街をうろつくだけでも楽しめる。 面積で言えばそこまで特筆するほどでもない(*5)が、その密度は非常に高い。特徴的な地形や建物が多く、似たような風景で飽きるという事が起こり難い。 出入り可能な建物が多く、そのうえ内部も手の込んだ造りになっている。 店舗でなく、プレイにはあまり意味のない建物も例外ではない。各拠点ミッションの舞台やストーリー中では1~2回しか行くことがない地下モールですら、非常に広く凝った構造となっている。 他にも「シークレットエリア」と呼ばれる珍しいスポットが多数用意されており、これらを探してぶらつく楽しみもある。海賊船や洞窟など、種類も豊富。 マルチプレイ・協力プレイ。 幾つかのルールのマルチプレイモードの他、本編の協力プレイも可能。同じ車に2人で乗りこんで運転と攻撃を分担するなど、ゲーム性が変化する。 ストーリーや登場人物は前作を上手に引き継いでいる。 仲間のジョニー・ギャットは前作でも共に戦った戦友。この他前作に登場したキャラが数多く登場する。 前作のアクティビティにのみ登場したキャラがストーリー本編に絡むなど、前作をプレイした人は意外な役どころにニヤリとさせられる。 一方、セインツのメンバーはほとんどが入れ替わり、ストーリーのメインは新キャラ達の方なので前作をプレイしていない人でも楽しめる。 序盤は前作を知っていることが前提で進むため、多少は混乱するだろうが、それもほとんど最初だけである。 次回作以降も活躍するショーンディとピアースが初登場するのも本作である。 ストーリーそのものは、無敵の主人公が敵ギャングを叩き潰していくという至ってシンプルな内容で独自性はあまりないものの、パッケ裏にある「『俺』をアピールせよ」というコンセプトに合致しており、深く考えずに好き勝手に出来るとも言える。 エンディングもごくストレートな勝利で終わるので、前作のようにプレイヤーを混乱させて後味悪く終わることも無い。 ただし、次回作以降がバカゲー路線に特化したこともあり、後述するように今作は過激さ、残虐さもシリーズ随一。ある程度の耐性は必要である。 隠しミッションも存在し、前作から今作に至る謎が解き明かされる。しかしこれについては肝心な部分に字幕がついていないのが残念。 何故かゲーム中ではなく公式サイトに訳が書かれていたが、現在では閉鎖されている。攻略Wikiに保存されているので閲覧は可能。 お遊び要素。 ヘリでしか入れない場所にある人形だらけの謎の部屋、海から浮上する巨大なウサギ等、特に意味は無いが隠されたギミックがマップのあちこちに存在する。これらは「イースターエッグ」と呼ばれる。 セインツのアジトでゾンビのゲームや、カジノのスロットで小銭稼ぎが出来たりと言ったミニゲームもある。 しばらく操作せずにいると待機モーションに入るが、これが特定の場所や人の近くでは特殊なアクションを起こすと言った小ネタもある。 露店でホットドッグを購入する、タバコを吸う(*6)、NPCの雑談に加わる、釣りをする、墓地で誰の物かも知らない墓に跪いて拝むなど、ちょっとした日常体験(?)もできる。 ラジオで特定の曲が流れると主人公が一緒に歌い出すという要素も。どの曲を歌うかは声によって異なる。 遊び心満載のパスコード(チートコマンド)。 定番の暴動などに加え、巨大化、小人化、低重力化などゲームの楽しさを広げてくれるユニークなコマンドが多い。 ただしパスコードを使用したセーブデータは実績が凍結されるので注意が必要である。マルチプレイ時は他プレイヤーのデータまで巻き込んでしまう。 海外版ではショップ予約特典であったUFOなどのユニークな乗りものもパスコードで入手可能。これらは実績凍結の対象にならない。 PS3版はトロフィーに対応しておらず、パスコードを使用してもセーブデータにマークが付く以外のデメリットは無い。 賛否両論点 残虐表現。 チェーンソーで人を殺した時の演出は残虐の一言。大量の血を吹き出しながら悲痛な断末魔を上げ、しかも時にはその光景がしっかり見えるようにわざわざアングルが切り替わる。人によっては気分が悪くなってもおかしくない。 アクティビティ「群集整理」は特に「なんでもあり」なもので、人間を「ホイールローダーに投げてバケットでぶっ飛ばしてもらう」コミカルな演出があると思ったら、「飛行機のジェットエンジンやヘリのローターに放り込んでミンチにする」「駅のホームから突き落とし電車に轢かせる」といった残酷極まりないアクションも出てくる。 本編ムービー内での暴力、流血、残酷描写の過激さ。 本作の基盤が血なまぐさいギャング抗争なので、随所でユーモアを交えてはいるもののメインストーリーは極めてシリアスで殺伐としている。 敵組織の関係者が徹底的に殺戮されるのはもちろん、前作から登場するキャラがあっさり殺されたり、セインツの仲間が車で引き摺り回され虫の息となって主人公に介錯されるなど、敵味方問わず容赦無く命を落としていく。主人公の復讐を始まりとした血みどろの戦いが最後まで繰り広げられる。 特に主人公の相棒であるジョニー・ギャットは、典型的な「口より先に手が出る」性格で、終始過激な言動が目立つ。ストーリーの途中で負傷し一時戦線離脱するため出番はそれほど多くないが、その存在感は大きい(*7)。 また、主人公もジョニーに負けず劣らず過激で暴力的なことを能動的にやらかす。この辺りはプレイヤーが関与できないイベントムービーで顕著。前作EDで命を奪われかけたとは言え、かつての恩人ですら何の葛藤も無く殺害する始末。 射殺、暴行などは当たり前で、敵ギャングの首を切り落とす(*8)、刀で串刺しにして痛めつけると言ったサイコなことすら平気でやらかす。 自分で作ったキャラが自分で操作している時以上に過激な行動に出ることが多いため、不快感を抱くかもしれない。主人公の倫理観などをプレイヤーがあまり管理できず、感情移入がしづらい面もある。 序盤からして、荒れ果てた教会を新拠点にするために住み着いていた浮浪者を皆殺しにする残虐ぶりであり、しかも次のミッションでは浮浪者の死体を蹴りながら「おい、どう思う?」と尋ねる冗談を飛ばすなど、もはやサイコパスじみたシーンも多々。 『GTA』シリーズの主人公はプレイ中はともかくストーリー中は意外と常識を持ち合わせていることが多いが、本作の主人公は寧ろストーリー中の方が過激。言動も明らかにプレイ中よりムービー中の方が粗暴である。 特に敵ギャング組織の1つ「ブラザーフッド」との戦いでは、ギャング抗争に必要以上の嫌がらせ・いじめをしているという場面や、主人公が一方的に悪事を働いているように見えるシーンも多々。 ただし、主人公とジョニーは1人で仕事をするのに慣れている武闘派ギャングで、殺し殺されが普通の世界に身を置いている危険人物の1人にすぎない。 とはいえ、どんな相手でも遠慮なく嬲り殺しにする描写が多い本作の主人公は、いささかやりすぎという意見も多い。その絵に描いたようなサイコキラー然とした本作での有様は後年、『Gat out of hell』で仲間達も認めたほど。 このように残虐非道で冷酷無比な人物であるが、前作でも描写されていた「仲間を想う気持ちと義理堅さ」が損なわれているわけではない。前述した恩人殺しについても、その動機は前作のEDでその恩人に裏切られて殺されそうになったことに対する報復である。 恩人は「恩赦の条件としてセインツを解散させる」と交渉されていたのだが、「武闘派の主人公はどうせ説得に応じる訳ない」という独断で主人公を船ごと爆破するという行為に出ているので、彼自身も決して褒められた人間ではなかった。 ただ、恩人殺害のシーンは「共通の敵の襲撃を切り抜けるために共闘し、安心したところをいきなり後ろから撃つ」というものなので、ここでもやはり主人公の過激さ、残虐さを際立たせる描写になっている。 また、主人公に限らずセインツの構成員はみな好戦的なのか、自由行動時もあちこちで銃撃戦や刃傷沙汰を起こしている。この所為で、探索中に余計なトラブルに巻き込まれる事も。 支配地域が広がるとそこにはセインツメンバーがうろつくようになり、主人公と敵対する人間が出現しようものなら即座に蜂の巣にする。 ギャング組織「ローニン」は日本人が所属しているという設定だが、色々とおかしい部分が目立つ。 当然ながら日本語の台詞をしゃべる場面があるのだが、カタコトで一部日本語として通じないしゃべり方をする(*9)。日本人という設定のキャラクターの声優に日本語ネイティブを使っておらず、日本語に詳しい人も製作にいなかったと思われる。 そもそもローニンという組織自体が、いわゆる「カンチガイニッポン」集団といった様相である。日本人もアクジ親子とジュンイチしかいない。日本人としては微妙な気持ちになる人もいるだろう。 それでも中国系とは明確に違うとわかる様に描写するなど、できる限り日本語・日本文化を再現しようとする一応の努力は窺え、また「エセ日本語が逆に面白い」という好意的な意見もある。 ネタとして割り切ったのか、『IV』にてローニンの幹部がバーチャルで再現された際にも、このむちゃくちゃな日本語は健在だった。 『GTA』に酷似していること。 上記の評価点に挙げたように、『GTA』には無い独自の魅力を多数備えてはいるものの、多くの要素が『GTA』に似通っている点はやはり否定できない。 次回作以降と違ってまだ作風やコンセプトに関しても差別化があまり出来ておらず、『GTA』のパクリゲーという厳しい意見が存在するのも事実である。 アクティビティ、デバージョンなどはオリジナリティがあるが、本編はドライブバイやカーチェイス、銃撃戦など、いかにも『GTA』的なクライムアクションの王道ミッションが大半で新鮮味は薄い。 また、デバージョンでもタクシーや救急車などを奪った際に挑戦できる職業ミッションや店舗での強盗などは、元より『GTA』シリーズでお馴染みの伝統要素である。偶然被ったと言うのは厳しい。 こちらは流石に偶然だろうが、カーラジオの曲も過去の『GTA』シリーズと一部被っている。 気にしない人は気にしないであろうが、『GTA』に思い入れの強い人にとっては受け入れ難い。 問題点 難易度の高さ 敵集団のど真ん中で立ち回らなければならないことも多く、少し油断しただけで瞬く間に蜂の巣にされることが多々。 常時悪評度がついた状態になる場面もあり、増援が際限なしにどんどん送られてくる。しかも何処からでも湧いてくると言っても過言ではないほど四方八方から攻めてくる。遮蔽物に隠れたつもりが背後に先回りされていたりということも。 車に乗った敵はこちらを容赦なく轢き殺そうとしてくる。そのため、撥ねられる → 大ダメージと共に転倒 → 起き上がる前に蜂の巣になる、というような理不尽な死に方も珍しくない。 悪評度が増えると、最早事故などお構いなしで何台もの車が一斉に突っ込んで来るという特攻ぶり。それこそ映画『TAXI2』でパトカーが山積みになるシーンの再現かというほど、命を顧みない車が弾丸の如く向かってくる。 あるミッションでは「ヘリに乗って逃げた方がいい」と勧められて、いざ用意されたヘリに乗ると簡単に撃ち落されてしまうという理不尽なケースも(*10)。 というのも、警察の悪評度が高まると攻撃ヘリからの超絶精度のロケット弾が飛んでくるからである。高悪評度中に開けた場所で乗り物に乗るのは自殺行為と言っても良いほど。 縄張り奪還阻止の戦いはミッションほど困難ではないが、チェックポイントが存在しない。死ねば一からやり直しである。 アクティビティやDLCの特典でプレイヤーを強化する、路上の仲間を引き連れるといった工夫をすれば大きな問題ではないが、それでもミッション内容からして無謀ではと思えるものが多い。 そもそもアクティビティのクリア特典も、各地点のレベル3とレベル6(最高レベル)をクリアした時のみ解禁されるため、苦手なアクティビティの場合はどうしようもない。 次回作のように有料でパラメーターや武器をパワーアップするシステムではないため、時間を掛けても強くはなれない。また、全体的に(物件含む)物価が安い点もあって後半にもなると使い道の無い金が有り余っていく。 アクティビティ「ヘリアサルト」「エスコート」のように、戦闘が無い、あるいはごく小規模であるにもかかわらずクリアが困難なケースもある。 前者は非常にシビアなコントロールを求められ、敵の出現位置を完全に把握していなければクリアは不可能。後者は走行ルートの指定やパパラッチの配置など、運ゲー要素が強い。 難易度とは別に、単調すぎていまいち面白みのないアクティビティやミッションも多い。 「正義の汚水」や「保険金詐欺」がそれで、軽くプレイする分には楽しいのだが、完全クリアを目指すとダレやすい。クリア報酬にいいものが用意されているアクティビティほど「やらざるを得ない」と感じ、苦行に思えてしまうこともあるだろう。 拠点ミッションは大半が敵ギャングを全滅させるだけなので、ボリュームには貢献できているものの面白味はそこまでではなく、やや水増し感を感じさせる。本編も単調なミッションがいくつか。 敵ギャングのカジノから大金を奪うミッションでは、ピアースが「カジノに停電を起こして侵入する」計画を立てているのに主人公とジョニーが「正面から突っ込んで敵を全滅させた方が早い」と突入してごく普通の殲滅戦になってしまうなど、「とにかく敵を全員ブッ○せばいい」という主人公の俺様サイコキャラがミッションを単調にしている面も否定できない。 前作では敵ギャング毎に「それぞれ異なった体験をさせる」という方針があり、展開も「敵ボスを途中で倒してしまう」「裏切られた敵ボスと共闘」といった展開も用意されていたが、今作はどのギャングもやることはほとんど変わらない。 仲間の死などの衝撃の展開こそあるが、ストーリー自体は幹部を1人ずつ倒し、最後にボスを殺害して壊滅という基本の流れのみである。 前作同様、主人公の足腰が非常に弱い。 高所から落下するとダメージを受けるのは多くのオープンワールドゲームと同様だが、本作の場合は自分の身長×2より少し高い位から飛び降りた程度で派手に転倒してしまう。受けるダメージも大きく、思わぬ所で事故死することも。 あるデバージョンの最高評価の特典として「落下ダメージ低下(無効化)」が存在するが、わかりにくいデバージョンなので知らないと気付きにくい。クリアも容易ではない。 また、この特質を得たとしてもダメージが無くなるだけで転倒することには変わりない。 その他 グラフィックは当時の水準で並程度。 特別ショボいというわけではないのだがハード性能を考えると少々クオリティが低く、本作の半年前に出た『GTAIV』などと比べるとかなり見劣りしてしまう。 キャラメイクの自由度はかなりのものだが、全体的に癖が強い。 例えば髪型に関しては、額が目立つもの、ドレッドヘアーやコーンロウなどといった奇をてらったものが多数を占めており、選択肢の多さに反してバリエーションは狭い。 また、体型関連のエディット項目が少なく、身長や手足の長さといった「調整できて当然」といえるような項目が本作では存在しない。そのため、男性にしては小柄or女性にしては大柄という微妙な背丈のキャラと終始付き合わざるを得ない。 特に女ボスを作って女性キャラと並ぶと一目瞭然である。下手をすると男性より大きいことも。 歩き方も複数用意されたものから選択できるほど凝っているのだが、立ち姿は固定。せっかく色っぽい歩き方にしたのに立ち止まるとデフォルトのがっしりしたポーズになってしまい違和感を覚えやすい。 そもそも歩き方が反映されるのは素手状態での徒歩だけで、走りや武器を装備しての移動ではやはり通常のモーションに。凝っているのか手抜きなのか判断に困る。 敬意と挑発のアピールは大半が男性的で、女性的なものは本当に数える程度しかない。 ムービーでの主人公の立ち居振る舞いも男性準拠であり、女性キャラにすると違和感を生じる場面もある。 主人公の台詞の字幕が中途半端。 前作と異なりよく喋るようになった主人公だが、字幕はプレイ中は声に応じて口調が変わるようになっているものの、ムービーの字幕はデフォルトで固定である。 例えば女性ボイスにすると、ミッション中は女言葉で話すのにいざムービーになると野郎口調になる。前述の通り、立ち居振る舞いが男性準拠という点も相俟って、目一杯女性らしい女ボスを作ったとしてもムービーの中では完全に男性化する。 この点は次回作以降も改善されず、リブート版まで待つことになってしまった。 特に今作は主人公がサイコじみた俺様キャラという事もあってムービーではそれが強調されているため、口調だけでなく人格自体が変わって見えることも。 そもそもムービー中の性格はカスタマイズの初期設定である男性ボイスと比べてもやや異なっており、何もいじらず決定した(ストーリー上で想定された設定にした)としてもプレイ中とムービー中ではどこか違和感が拭えない(*11)。 ロード画面での主人公の姿がデフォルトで固定。 セーブデータをロードすると、直前にクリアしたミッションのカットシーンが数枚映し出されるのだが、ここに映る主人公はカスタマイズに関係無く、パッケージにもある「スキンヘッドで口周りに髭を生やし、両腕にタトゥーを入れたタンクトップ姿の黒人男性」になっている。 表示されるのは予め用意された一枚絵なのでカスタマイズを反映出来ないのは仕方ないが、本来は自キャラのいた場所に見知らぬ人物が立っているため、自分のカスタマイズに思い入れが強いほど違和感を覚えやすい。 また、デフォルトとは言ってもカスタマイズの初期設定ともまた違っている(*12)。前述した立ち居振る舞いといい、字幕の口調といい、残虐行為といい、このいかにもストリートギャングらしい風貌のキャラを前提にムービーを作っている節があり、プレイ中のマイキャラとの齟齬を感じやすい作りになっている。 この点は続編『The Third』では汎用画像をランダムで表示する形に変更し、主人公も映さないようにする事で解決しており、ゲーム中に「開発側が想定した主人公」の姿を見る事は無い。 航空機や船舶のカスタマイズができない。 自動車のカスタマイズが非常に充実している分、不満に思うユーザーも多いようである。 この点も後発作品での改善はされていない。 車を奪う際、スムーズに奪えない場合がある。 指定された車を奪い納品するアクティビティ「ヤミ改造工場」では、運転手が超反応し一目散に逃げる事がある。酷い時は、近づいただけでスピードを上げ逃げてしまう。 ストーリーミッションの開始にはリスペクトを消費するため、アクティビティやデバージョンを無視してひたすら本編を追うということができない。 どちらも本作を楽しむ重要な要素なので無視する手は無いしクリアすれば見返りも十分ある。しかし、早く進めたい時の障害にもなりかねない。 リスペクトは制限なく貯まるため、ミッションを無視して気ままにアクティビティを楽しんでいると今度は制限として機能しなくなってしまう。結果的にバランス良くプレイすることを強制されている感がある。 マップの一部仕様 マップ上では所有済の物件でもアイコンが変わらず、カーソルを合わせないと購入したのかしてないのか判別できない。 表示されるアイコン数が多いので、物件コンプリートを目指すとかなり面倒になる。これは『The Third』では未所有の物件はアイコンの隅に$マークが表示される形で改善されている。 地下モールは前述の通り非常に作り込まれているのだが、その入り口はマップ上に表示されない。しかも目立たない場所にあるので、外部情報無しで入り口を知るにはストーリーを進めるかたまたま発見するしか無い。また、再度訪れたくなっても再度は教えて貰えないので自分で覚えておく必要がある。 個性豊かな敵ギャング組織が登場するが、前作同様それら同士の絡みはなく、各ギャングのミッションは全て独立している。複数のギャング組織が街の派遣を巡って争うのではなく、あくまでセインツが個々の他ギャングを相手にしていくのみである。 自由度を重視した結果と思われ、ギャング毎に用意されたミッションを攻略していけば良いのでゲーム的に分かりやすくもあるが、敵ギャングがセインツ以外を全く気にも留めないのは些か違和感が否めない。 第5の勢力であるアルター社のCEOは他のギャングのミッションにも登場するが、アルター社が本格的に動き出すのはギャング全滅後の終盤なので、それまでは顔見せ程度しかしない。 敵勢力同士の絡みは、方向性が変わった次回作でようやく描かれるようになる。 機種ごとの問題点 PS3/360版 とにかくバグが多い。特に協力プレイではバグが多く、バグとの戦いになる。 突然フリーズしたり、対象物が消えてクリア不能になったりと、ここぞというところで進行不能になってやり直しになる。 所持アイテム、特に弾丸類が消滅してゼロになるのはしょっちゅう。 壁や床にめり込んで脱出不可能になることがたまに起こる。バイクで上り坂を登っていたら、前輪が道路にめり込んでまともに走れなくなることも珍しくない。 クローゼットで装備品表示を変えるだけでもフリーズし得る。着替える前すらセーブ推奨。 メモリ管理の問題なのか、瓦礫や車がすぐ消える。 少し距離を置いたり、カメラの視界から外れただけで消えてしまう。道端で欲しい車を発見して即座にUターンしたら消えていた、なんてことは日常茶飯事。 PS3日本語版 360日本語版でも血だまりが無い、火だるまにならない(*13)など演出上の規制は存在するが、PS3日本語版では更に下記のような規制が施されている。 長所にも書いたアクティビティ「メイヘム」「ヒットマン(依頼殺人)」が完全に削除。それらのクリアにより解禁されるボーナス要素も取得できなくなった。それでいて説明書にはしっかり書かれている。何も知らずプレイした人はゲーム中に存在しなくて混乱する羽目に。 人質を取るアクション「ヒューマンシールド」が敵味方ともに消滅、アクティビティ「群衆整理」専用アクションとして痕跡を残すだけとなっている。 これに伴い、一部ミッションの進行手順が変更されており「人質を取ったはずの敵ギャングが正々堂々真っ向勝負を仕掛けてくる」「味方メンバーの仇を仲間として連れ歩く(*14)」といった不可解な状況が発生するように。 ただし、どちらも本来の手順と比べ攻略自体は容易になっている。加えて、ヒューマンシールド削除の影響か敵の攻撃の激しさが軽減されて(*15)おり、総じてプレイのしやすさにつながっているのだから皮肉な話である。 削除された要素が関連するマルチプレイのルールも削除。これに伴い日本語版マルチプレイは隔離サーバーに。 死体が即座に消える。 本国や360日本語版では配信されていたDLCが一切配信されていない。 カスタマイズ用のパーツや服、追加ミッションなどが配信されているのだが、日本のPS3ユーザーはこれらを一切楽しむことができないのである。しかも、本作は次回作以降のようにDLCを収録した完全版なども発売されていない。 特にDLC第2弾の追加ミッションは体験しておかないと、次回作にスムーズに話が繋がらない。 次回作では本作の最大の敵勢力だったはずのアルター社がいきなりセインツのビジネスパートナーになっているのだが、その経緯は作中では一切明かされない。この追加ミッションのストーリーで何となく察せられるのだが、プレイできなければどうしようもない。 セインツらしいぶっ飛んだノリとして受け取れれば良いが、『The Third』発売以前はまだそこまでギャグに走っていた訳でもないので…。 Win版 現行スペックへの最適化がなされておらず、ある程度スペックのあるPCで遊ぶとゲーム速度がCS版よりも不自然に加速された状態になってしまううえ、移動中にロードによる停止が入ることもある。乗り物による高速移動時に顕著。 グラフィックの割に推奨スペックが高い。かといってスペックが高すぎると前述の問題を引き起こす。PCとの相性にもよるようだが人によってはスペックを満たしているのにまともにプレイできないことも。 上記2項目の問題点に対処するためかGOGの配信版ではフレームレートの上限に制限がかけられているが、フレームレートは安定したが上限が30fpsで固定されているため、人によっては常時カクついて見えるという新たな問題が発生している。 バグも山盛り。フリーズやCTDはもちろん、OSごと落ちてしまう危険なものも。 一応公式のパッチも出たがこれらの問題はほとんど改善されない。大体の問題は非公式MODを適用することで解消可能なのが救いだが、どうもMODやパッチでどうこうできる領域ではないらしく完全に直るわけではない。 これについては2019年に動きがあったのだが、詳細は余談を参照。 北米パッケージ版を国内からアクティベーションすることができない。マルチランゲージ対応で日本語も収録されているにもかかわらず、である。 何故かSteamでは、2021年現在でも日本語が入っていないことになっている。音声が対応していないからか?実際は字幕(と片言日本語)のみ実装されている。 一応、ZOOによる日本語版発売と同時にアクティベーションできるようになった。 DLCが一切配信されていない。しかもこちらはPS3版と違って全世界共通であり、Win版でDLCの要素を体験する手段は無い。 総評 『GTA』のようでいて、本家とは違うアクションゲーム。 数々のぶっ飛んだ要素で本家とは違った独自のゲーム性を併せ持ち、比較を抜きにしてもクライムアクションとしての高い完成度を誇る力作である。 ストーリーを追う以外にもアジトの改装や隠しスポットの探索など、やりたいことは大抵実現できる自由さを兼ね備えている。 その中には次回作で廃止されてしまった要素も少なくなく、純粋にクライムアクションとして見れば本作はシリーズ一面白いと評価する声は多い。 バグとハード毎の格差を多数抱えている点は惜しまれ、過激なストーリーや残虐表現、まだ『GTA』のクローンを脱却しきれていない点などと言った人を選ぶ部分は確かにある。 しかし、それらを差し引いてもクライムアクション好きなら手に取って損は無いことも間違いないだろう。 次回作では『GTA』クローン脱却のために本格的にバカゲー路線に舵を切り、シリーズの方向性と人気を確立することに成功する。 しかし、初期からの古参ファンの中には敢えて本作のシリアスでリアルな作風を好む者も少なくなく、そういったユーザーからは最高傑作とも評されている。 余談 デベロッパーであるVolitionはこのシリーズの他に、FPS/TPS(*16)作品である『Redfaction』シリーズでも知られているが、そちらは4作目の『Redfaction Armageddon』(2011年)が、期待した売上げに満たなかったことから「続編の制作は今後一切行わない」とTHQの業績報告上で宣言され、シリーズも終了してしまった(*17)。 本作の敵勢力であるアルター社は「未来に火星への入植を行うようになった」と言う設定があり、同シリーズにも登場している。 『GTA』云々は別として、海外でもオープンワールドクライムアクションとしての評価は高く、特にオープンワールドの楽しさに関しては各所で賞賛された。 一方、その強い暴力性についてはやはり問題視され、方々から批判を浴びた。これも本家と同様である。 実は『GTA SA』よりもずっと前から初代の開発を行っていたらしく、クローンになってしまったのは全くの偶然らしい(参照 ※リンク先は英語のみ)。 当時のGTAではやっていなかった「ストリートギャング」をテーマとしたクライムアクションとして開発を始めたものの、開発が半分ほど進んだところで『GTA SA』が発表され、共通点を持たないようにと急遽ギャングカラーの変更などを余儀なくされたとか。主人公達のカラーすら『GTA SA』と同じだったらしい。 また、当初はもっとシリアスな内容だったが、『GTA SA』を受けてそちらとは違う間抜けで楽しい娯楽性を突き詰める方向を目指すようになったという。 ただ、ストーリー自体は既に出来上がっていたらしく、シリーズ初期が本編自体はリアル・シリアス路線だったのはそういう事情もあるのだろう。 しかし、それでもまだ本家からクレームを受けるほど似過ぎていたのは事実であったため、次回作『Saints Row The Third』では全力でバカゲー路線に走り出し、よりリアリティ重視の道を選んだ『GTA』シリーズとは明確に差別化していくこととなる。 そして、第4作の『Saints Row IV』では何から何まで完璧にパロディまみれのおバカに走った正真正銘のバカゲーとなったのである。 初代からプレイしないとストーリーが解らない、ということもないので、自分の好みに合わせてシリーズ作品を選ぶと言う手もアリである(*18)。 その後、『IV』で行くところまで行ってしまった(*19)ためか、世界観とキャラクターを一新したリブート版『Saints Row』が2022年8月23日に発売された。 一見、世界観は『2』以前のようなリアル寄りに回帰しているが、『The Third』以降のぶっ飛んだノリも盛り込み、「リアル路線の頃のセインツが良かった」「セインツはバカに振り切ってこそだ」の両方の声に応えた、ある種の折衷作となる。 ちなみに発表時、海外ではリアル路線に回帰したことへの批判の声が多く、ゲーム内容が判明するにつれて「バカさは健在だから安心するように」訴える記事が多数掲載されたほど。 2009年にはPSP用ソフトとしてスピンオフ『Saints Row Undercover(*20)』の開発が開始されていた。 しかし諸般の事情で開発中止になり、Volitionスタッフにすら存在を忘れられていたが、2016年になって思わぬ形で開発データが日の目を見ることになる。詳細は未発売ゲーム2を参照。 『IV』冒頭のナレーションでは過去3作を説明しているとされる文章が存在するが、本作については「セインツは破壊の限りを尽くす反社会的殺人集団なのか?それとも陽気で気まぐれ、悪ノリ好きな不良集団なのか?」と語られている。 おふざけな雰囲気はありつつも過激でバイオレンスだった本作を端的に表していると言えよう。 ちなみに、前作は「セインツが世に認められるようになった2006年当時、彼らは世界征服を狙う存在だとして批判されていた」とある。要するに『GTA』のパクリ呼ばわりされたのを自らネタにしている。 『GTA』シリーズと違い、乗車中に警官に銃を向けられたり、バイクから引きずり落とされて御用、と言ったような形で逮捕されることは無い。 が、実は逮捕の要素自体は存在しており、警官の打撃攻撃でダウンさせられるとそのまま手錠を掛けられてしまうことがある。その場合も『GTA』同様、罰金を取られて警察署前から再開となる。 しかしダウンしても手錠を掛ける確率は低く、警察は悪評度が2以上になると主人公を問答無用で射殺しようとするのでそうそう見られるものではなく、そもそも警官に接近戦を挑むという限られたシチュエーションでしか起こらないので非常に影が薄い。存在すら知らないプレイヤーも少なくないだろう。 次回作では今作の要素が多数削ぎ落とされているが、元より存在感が無いからか、案の定このシステムも削除された。 その後の展開 2019年10月15日にVolitionはTwitchの公式配信上にて、Win版に新たなアップデートをリリースすることを告知した。 それによると紛失したと思われていたWin版のソースコードが発見され、Win版に存在する諸々のバグ修正やSteamworks上でのマルチプレイ対応化、CS機版でしか配信されなかった2本のDLCの追加配信が予定されているとのこと。 しかし、このWin版のアップデートプロジェクトのリーダーであり、MOD製作者としても知られていたIdolNinjaこと、Mike Watson氏が2021年8月26日の早朝に癌により死去した。リブート版『Saints Row』が発表された直後のことであった。 このプロジェクト自体は2人の少数精鋭チームにて行われているらしく、Mike Watson氏亡き今も引き続きプロジェクト達成に向けて動いているとのこと。 ところが、2023年9月1日に親会社であるEmbracer Groupの再編によりVolitionが同日にスタジオを閉鎖することを発表。このパッチの開発についてもどうなるのか問い合わせが相次いだ。 これを受け、公式Discordでは「パッチの開発自体は続けているが、別のスタジオが開発を引き継ぐかもしれない」と一縷の望みを含んだ回答があったが、今後の動向は不明な状態である。 2021年8月に前述したリブート版『Saints Row』が発表される直前に公式Twitterで予告が行われたのだが、その際に『2』のリマスター版は計画が無いことが明言され、本作のリアルな作風を好む一部ファンを大きく落胆させた(*21)。詳細はこちら。 ただ、前述したようにシリーズ開発元のVolitionが閉鎖される一方、『Saints Row』シリーズは継続するとパブリッシャーのDeep Silverが明言しているので、そちらの方針次第では本作のリマスターやリメイクが今後登場する可能性もある(*22)。
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削除
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【作品名】Saints Rowシリーズ 【ジャンル】ゲーム 【先鋒】ジェーン・ヴァルデラマ 【次鋒】ジョニー・ギャット 【中堅】ジョーンディ 【副将】主人公(女) 【大将】主人公(男) 【備考】Infinite Health Infinite Clip Infinite ammo Milk Bones Super Saints 以上を入力した状態で参戦 【共通設定】 【攻撃力】一撃一撃がアサルトライフルの弾丸に相当する威力の殴りと蹴り AR-50 アサルトライフル 50発撃ったら1秒ほどのリロードが必要で、残弾250発 【防御力】スタンガンの電流を何発くらっても無傷で戦闘続行可能 火炎放射器の炎を何時間くらっても無傷で戦闘続行可能 ロケットランチャーの直撃を何発くらっても無傷で戦闘続行可能 【名前】ジェーン・ヴァルデラマ 【属性】女性アナウンサー 【大きさ】成人女性並 【攻撃力】共通設定並 【防御力】共通設定並 【素早さ】鍛えた成人女性並み 【名前】ジョニー・ギャット 【属性】ギャング 【大きさ】成人男性並み 【攻撃力】共通設定並 【防御力】共通設定並 【素早さ】鍛えた成人男性並み 【名前】ジェーンディ 【属性】ギャング 【大きさ】成人女性並 【攻撃力】共通設定並 【防御力】共通設定並 【素早さ】鍛えた成人女性並み 【名前】主人公(女) 【属性】ギャング 【大きさ】成人女性並 【攻撃力】一撃一撃がアサルトライフルの弾丸に相当する威力の殴りと蹴り AR-50 アサルトライフル 残弾無限でリロードせずに撃ちまくれる 【防御力】共通設定並 【素早さ】鍛えた成人女性並み 【名前】主人公(男) 【属性】ギャング 【大きさ】成人男性並 【攻撃力】一撃一撃がアサルトライフルの弾丸に相当する威力の殴りと蹴り AR-50 アサルトライフル 残弾無限でリロードせずに撃ちまくれる 【防御力】共通設定並 【素早さ】鍛えた成人男性並み vol.113 60 :格無しさん:2014/01/12(日) 17 09 44.75 ID exBNL7ja Saints Rowシリーズ考察 Fate/stay night(アニメ版)戦 3勝2敗 【先鋒】【次鋒】相手の攻撃は耐久可能か。マスターを攻撃勝ち 【中堅】攻撃は耐えられる。打ちまくり勝ち 【副将】【大将】攻撃力が高く素早さで負け LEFT 4 DEAD>元祖西遊記スーパーモンキー大冒険>ILLBLEED戦 全分 どちらも倒せない倒されない NEO CONTRA(OP映像)戦 1勝1敗3分 【先鋒】圧勝 【次鋒】倒せない倒されない 【中堅】戦車砲は厳しいか。負け 【副将】【大将】倒せない倒されない Paperman>COUNTER-STRIKE>クロスファイア (オンラインゲーム)>SUDDEN ATTACK 全分 倒せない倒されない TO THE CASTLE戦 2勝3敗 【先鋒】【次鋒】うちまくり勝ち 【中堅以降】自衛隊が使う火炎放射器の温度は600℃らしいので火炎負け バトルサーキット戦 全分 速いので倒せないが倒されない もっともあぶない刑事戦 1勝4分 【先鋒】【次鋒】倒せない倒されない 【中堅】うちまくり勝ち 【副将】【大将】倒せない倒されない Left 4 Dead 2戦 4敗1分 【先鋒】倒せない倒されない 【次鋒以降】火炎瓶負け 月風魔伝 全分 倒せない倒されない 太平記戦 1勝2敗2分 【先鋒】武器の射程勝ち 【次鋒】【中堅】倒せない倒されない 【副将】暴風雨や雷負け 【大将】潰され負け スクウェアのトムソーヤ戦 全敗 【先鋒以降】倒される攻撃力か。負け 下にはマカマカ~悪魔城まで分け、UNDER FIRE、エレベーターアクションには勝てる。この結果 ILLBLEED=Saints Rowシリーズ>Fate/stay night(アニメ版)
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『処刑人II』 ~ "The Boondock Saints II All Saints Day" 過去ログ01 ≫現行 (2009/10以降) ≫過去ログ02 (2008/09~2009/07) ≫過去ログ01 (2008/07以前) 2008/07/28 ショーン・パトリック・フラナリー ネットTVインタビュー Yac J's MMA Boxing Show ( == ビデオ) より抜粋 (2箇所で続編についてコメント) 日本語字幕版 ( = ニコニコ動画) (『処刑人』の続編は) 事実、トロントとボストンで撮影することになっているよ。僕は5~6週間後にトロントへ発つんだ。僕たちが続編 (の撮影) を開始するのが大体9月22日の週前後だね。だから、続編は正式に決まっているし、戦闘態勢に入ってるよ。 [エンディング] 『処刑人』パート2については、僕たちは1ヶ月後に制作に入る予定で、撮影はほぼ2ヶ月後に始めるよ。スケジュール通りになるだろうね。 2008/07/15 トロイ・ダフィー ビデオ・ダイアリー #1 w/ クリフトン・コリンズ・Jr. Troy Duffy's Production Diary #1 より 日本語字幕版 ( = ニコニコ動画) トロイ: OK,こいつが俺のノキアNシリーズで撮る初映像だ! ライブで撮ってるんだぞ、クリフ! カメラをパンしてみると… 俺たちがいるのはロサンゼルスのナイスなレストラン とっても人気の場所だ で、俺たちが誰と一緒かと言うと… 正真正銘、クリフトン・“ファッキン”・コリンズだ! 何を話し合ってるんだっけ? おーっと! こっちはメニューで… ウィリアム・モリスから来たスクリプトだ スクリプトの中はと言うと… クリフトン・コリンズ: 配役別に色分けしたメモだね トロイ: 配役別のメモな 彼は勉強熱心だよな、紳士淑女のみなさん クリフトン・コリンズ: それと、これだな、トロイ… トロイ: 『ALL SAINTS DAY』 by “マザー・ファッキン”・T・ダフ! 見てくれよ!彼はもう書き込みしてるんだぜ! もっと話をしなきゃな! 2008/06/29 トロイ・ダフィー インタビュー BDK's Movie Show トロイ・ダフィー ラジオ出演インタビューより抜粋 (続編に関するネタは以下で全て) [『処刑人』続編 Boondock 2 All Saints Day のプロットについて] ※※ ネタバレ注意 ※※ ストーリーは、その後、兄弟たちに何が起きたのかみんなが疑問に思っているところから始まるんだ。彼らは父親と共に、アイルランドの奥深い渓谷地帯にある家族経営の牧羊場で暮らしていた。テクノロジーや人間からは隔絶された場所で、まるで羊飼いのような生活なんだ。勤勉で、開拓者のような感じのね。髪もヒゲも伸ばし放題。復活の日を待ち望みながら冬眠を続けているって感じだね。そして、ボストンである事件が起きる。教会で聖職者が殺害され、その遺体にはあたかも聖人たちが犯行を行ったと思わせるような形跡があった。彼らと接触のある唯一の人物ってのが、たまたまイル・ドゥーチェの兄弟で、シビアルって名前の聖職者なんだけど、彼が最初に啓示を受けて、ジープを駆って彼らのところに行き、何が起きたのかを話す。兄弟たちは、考えを巡らせることもせず、髪を切り、封印していたロザリオを掘り起こし、銃を装備し、そして出て行った。病に冒され、『時間が残されていない』父親はその場に留まらざるを得ないんだ。ふたりは船に乗りアメリカに上陸すると、『そこを乗り越えて行く』と言うか、つまり、不法入国をして、ボストンに舞い戻る。まぁ、もっともなやり方だね。途中、彼らはロミオという名のヒスパニック系アメリカ人と出会うんだけど、最終的には、彼は言わば、3番目の兄弟・第3の聖人的な存在になるんだ。ちなみに、4番目はビリーだと思っていいよ。で、彼はロッコに代わるような存在なんだけど、ロッコよりもはるかに腕っ節の強いイカした奴さ。彼の笑い話ってのは、彼も仲間になりたがるってとこ。ちょうど、ロッコが兄弟たちと旧友であったようにね。ロッコにとっては兄弟たちが神秘的な存在って訳じゃなかった。でも、ロミオは、彼らのことをスーパー・ヒーローみたいに思っているんだ。彼は、まるで超高級会員制クラブに入会しようともがいているような感じだね。このような流れでユーモアもたっぷり出て来るよ。ロミオの役は、出来れば、俺の友人のクリフトン・コリンズに演じてもらいたいと思っているんだ。彼は、『カポーティ』でカポーティから牢獄の中でインタビューを受けるペリー・スミスの役や、『トラフィック』でフランキー・フラワーズも演じたことがあるんだ。 ボストンに上陸すると、彼らは聖職者殺害事件に関係すると思われる連中を全員殺し始める。ロミオはボストンのヒスパニック系地下組織とコネクションがあるんだ。それはここ10年で際立ってきた訳だけどね。で、前作ではロッコ経由だったけど、それに代わり、今回、彼らはここから情報を入手するんだ。そして、彼らはあちこち動き回る訳だけど、俺たちは素晴らしい舞台セットに、大規模な銃撃戦や、新しいタイプのスタントも用意しているよ。でも、おなじみの3人の刑事、ドリー、ダフィー、グリーンリーもすぐに登場させるよ。彼らは、ウィレムの部下のユーニス・ブルームと対立するんだ。ウィレムは今回は出演しない、つまり、彼のキャラクターは初っ端からいないからね。ユーニスはジョージア生まれで、ドック・ホリデイばりの南部訛りがあって、でも、超スーパー・セクシーなんだ。FBIの彼女は3人の刑事と行動を共にし、聖人たちを追い回すんだけど、刑事たちはすぐに対立する。彼らは仕舞いには聖人たちの手助けをするんだ。ダークサイドに落ちたみたいな感じだね。彼女がそれに気付いているかどうか、彼らには分からない。劇中ずっとこのような感じで演出する。だけど、彼女のキャラクターは恋愛事には無関心なんだ。女の主役が出て来るから恋愛沙汰があるだろうと思うかも知れないけど、そこのところは心配しなくてもいいよ。そんなことは起こらないから。 今話したのは、観客に向かって変化球を投げるみたいな、予想を裏切るような手法だね。映画史に残る成功した続編というのはほんの一握りしかないけど、どの映画でも2作目というのは、観客に対してユニークな手法で迫る。1作目で観客が気に入ってくれた要素を2作目でも出すんだけど、次の瞬間、観客に対して変化球を投げる。『ターミネーター』の1と2がそうだったね。1作目では、ターミネーターはコナー一家を殺そうとしていた。でも、2作目では彼らを守る。つまり、観客に新たに変化球が投げられた訳だ。果たして観客に気に入ってもらえるか初めは分からなかっただろうけど、結局は気に入られた。俺の場合は、1作目で観客のみんなが気に入ってくれた要素を全部出すということは出来ないけど、その代わりとして、新たなストーリーを見せる必要があるんだ。この場合、彼女こそが新たなストーリーなんだ。新たな捜査官で、とんでもない爆弾だよ。 それと、これも原案から削らずに残しておいた。俺が1作目で気に入ってて、ファンのみんなも意見を言ってくれた部分、つまり、ビリーのキャラクター、イル・ドゥーチェがクライマックスで突然ストーリーに割り込んできて、派手にぶっ放すという点。今回、彼は最初アイルランドに留まっているから、前回と同様、クライマックスで再び登場する。そして、全てを兄弟たちに話すんだ。あんなことをした男がここにいる。けど、結局はビリーに繋がるひとりの老人だ。そして、あのようになってしまったのがいつからなのか、その答えが出る。ここで回想シーンを入れて、イル・ドゥーチェがいかにしてイル・ドゥーチェになってしまったのか説明を加える。そもそも、これはファンのみんなからヒントを得たことなんだよ。1作目の後でファンの間では本当に多くの疑問が沸き起こった。ビリーはどうしてこのようになったのか、彼の過去はどうだったのか、なぜ息子たちは彼に会ったこともないのに、彼がずっと監獄にいるということを知っていたのか、彼らがどうしてやり方を知っているのか、この家系には復讐の天使の血筋のような狂気の血が流れているのか。そこで、俺たちは回想シーンを使って、ビリー、つまり、イル・ドゥーチェがいかにしてイル・ドゥーチェになったのかを説明することにした。彼が最初のレザーのベストを作るところまでね。こうして説明をする訳だけど、ファンのみんながこの部分にこれほど関心を持ってくれたってことに敬意を表したって感じだね。 結末についてはバラしはしないけど、俺がロッコは戻らないと言ったばかりにみんなが気落ちしてしまったから、一言だけ言っておきたかったことがあるんだ。実際は、彼は夢のシーンで戻ってくるよ。だから、ロックにも会えるからね。 [ビリー・コノリーについて] ビリーは俺の父親みたいなもんだよ。映画製作の契約を完了したって、彼に携帯メールを打ったんだけど、送信ボタンを押して携帯をズボンのポケットに戻したとたん、すぐに彼から電話が掛かってきて、[訳注: スコットランド訛りのビリーのものまねで] 『こりゃ、エライことになるぞ!』ってなことを言ってたよ。 [1作目で天井を突き破った時のようなドジな場面はあるのか?] 実際、新人がちょっとヘマをやらかすんだけど、兄弟たちも最初の仕事でヘマをするよ。『処刑人2』の中でも起きたことに対して敬意を表してって感じだね。でも、その後は、何と言うか、ふたりも成長したし、むしろ、『自然の力』って言うか、兄弟たちはずっと上達してるんだ。でも、1作目であったような、ヘマをやらかして、それについて考えを巡らすってことに関しては、ちょっとは出すよ。それでも、今回は、彼らはもう熟練で初心者じゃないからね。 [死人は何人出るのか?] 良い質問だね。まだ数えてはいないけど、死人の数はずっと多いよ。これは、俺たちが本当に悟ったことなんだけど、もっとデカくて、凄くて、素晴らしいことをしなきゃいけなかったんだ。だから、今回は、お得意さん向け殺戮の大量卸売りみたいな感じになるよ。 [続編のタイトルについて] 俺は今のところ単に "Boondock 2" って呼んでいるんだ。俳優やプロデューサーと話し合ってる時には、そっちの方が簡単だからね。正式タイトルとしては、個人的には、"Boondock 2" の部分をなくして、"All Saints Day" だけにした方が良いと思うんだけど、映画会社の方が "Boondock 2 All Saints Day" というタイトルを付ける権利を持っているんだよ。だから、どっちにしろこれらが融合した名前になるだろうね。 [1作目のマフィアは復讐に現れるのか?] イタリアン・マフィアに関しては間違いないね。マフィアの一派は、ヤカヴェッタの息子が再興したヤカヴェッタ・ファミリーだ。最高のイタリアン・マフィア的なものをモノにしたよ。それについて色々考えていて、更に面白いことをやるつもりなんだ。別の一派として、今回は訳あってチャイニーズも参入するよ。 [ マー の出演は?] う~ん、今のところ予定はないんだ。例のシーンは実際に映画の本編に入れた訳じゃなかったからね。DVD特典のひとつだったけど。でも、カットすべきではなかったシーンのひとつだったよ。失敗だったね。時間制限というプレッシャーに縛られていたんだ。最初の犯行シーンまでには10~15分くらいしか使いたくなかったから、カットしてしまったんだ。カットすべきではなかったね。あのシーンを見た多くの『処刑人』のファンから目一杯訊かれたよ、「なんで本編からカットしたんだ?!」ってね。だから、彼女は実際の劇中には登場させなかったので、申し訳ないけど、続編には呼んでいないんだ。 2008/06/16 MySpace 公式ブログ・コメント The Official Boondock Saints MySpace Blog より抜粋 よーし、トロイからの最新情報が届いたよ。彼は今週末、ボストンとカナダでのロケハンに出発するぞ!続編を製作する過程での、数あるうちの最初のステップのひとつだ。それからビリー・コノリーを知らない人にも一言、『イル・ドゥーチェ』は続編に再登場するからね。 2008/05/16 トロイ・ダフィー 公式ブログ・コメント Boondock Blog、The Official Boondock Saints MySpace Blog より 続編最新情報!! 「続編はいつ始まるんだ?」ってのが、俺たちに寄せられている質問の中で一番多いだろうね。そうだな、詳細の一部を今からみんなに伝えるよ。なんとか疑念を一掃したいね。 続編のタイトルは "All Saints Day"。開始日は2008年8月25日。この日が俺たちの撮影初日になる予定だよ。今現在、続編に登場する新しい役についてキャスティングしている段階なんだ。兄弟もふたりとも帰ってくるからな!この点を気にしている人たちもいるってのは分かってるからね。撮影が始まったら、現場からのストリーミング・ビデオを毎週アップする予定だよ。脚本家兼監督のトロイ・ダフィーは6月末にプリ・プロダクションを開始することになってる。 『もしも』、『出演者一般募集』をすることになったら、俺たちのウェブサイト、MySpace、ニュースレター等々で知らせるよ。まだニュースレターに登録していないのなら、Boondockfans Website に行って登録してくれよな。 公開予定日はまだ公式に決まっていないけど、俺たちは2009年春に出来ればと思ってるんだ。詳細が入り次第、みんなに最新情報を提供するよ。 Boondock の俺たち全員、これまで何年もの間ファンのみんなが忠実にサポートしてくれて、それに希望を持ち続けてくれたことに感謝したいと思っている。もし『ファン』のみんながいなかったら、これは実現していなかったからね! 2008/04/23 (インタビュー実施) 2008/05/06 (掲載) ショーン・パトリック・フラナリー インタビュー Bullz-Eye.com より抜粋 BE [注:The Dead Zone 出演のきっかけは、制作総指揮の Lloyd Segan が『処刑人』のプロデューサーであり、それが縁で彼に声を掛けられたためと SPF が語ったことを受けて] ということで、今やっと君は『処刑人』の話を持ち出した訳だけど、長いこと噂されている "All Saints Day" はどんな状況なんだい? SPF (ためらいがちに) ええっと、噂は……、う~ん、僕は公式的な立場では何も言っちゃいけないんだよ。なぜかと言うと、ソニーが……、彼らが自分たちで発表したがっているんだ。だから彼らに言ってもらうよ。けど、まぁ、「彼らが発表する予定だ」って僕が言ってるってこと自体、それが君の質問に対する答だね! BE (笑) 君とノーマン・リーダスは連絡を取り続けているのかい?というか、あの映画の撮影中は本当に兄弟のような絆を築いたのかい? SPF うん、僕たちは最高の時間を過ごしたよ。彼は東海岸で僕は西海岸にいるんだけど、でも、まぁ、そうだね、可能な時はいつも連絡を取り合って話をしてるよ。 2008/04/29 ショーン・パトリック・フラナリー インタビュー MovieWeb より抜粋 Q 『処刑人2』を滅茶苦茶楽しみにしてるんですよ。 SPF それはどうも。 Q YouTubeにあったトロイ・ダフィーのビデオをここのサイトで流したんですけど、コメントの数が天文学的数字でした。みんなとても楽しみにしてますよ。『処刑人2』について話してもいいことって何かあります?今はどの段階なんですか? SPF 今は話せないんだ。ソニーが自分たちで公式発表をしたがっているからね。うん、だから、まぁ、今は黙ってなくちゃいけないって感じだね。でも、進展はしてるよ。 Q その公式発表がいつになるか分かります? SPF うん、でも言えないんだよ(笑)。言えないけど、間違いなく進展しているから。 Q 分かりました。本当に楽しみにしていますからね。大ファンなんですから。 SPF そう言ってくれて感謝してるよ。ありがとう。 2008/03/17 トロイ・ダフィー (幻の?)ビデオ・メッセージ MovieWeb (転載先ビデオ) I hope this message finds everyone well on this St. Patrick s Day. We have a very special announcement today. Over the last bunch of years, everytime I talked to the fans, they really only want to know the answer to one question Where s our damned sequel? There s even been the frustrated kind of fan who has been hearing this for years and there s always rumors about the sequel that never gets done and so that they kind of abandoned the hopes for it. Well, I finally have the answer to that question, guys. We ve just completed our deal with Sony Pictures Studios to do the sequel to "Boondock 2 All Saints Day", which should be shooting this summer. Feels very good to be able to say that to you guys. I called Sean, Norm and Billy right away. They re all extremely excited. I m beginning my own prep on the film and getting into the casting process. There s a bunch of funky new roles that you re gonna see, and I think you re gonna really like. And, man, you know, it just feels good to be able to say that finally after all this time. We are doing this thing. So, I guess, you know, in closing, happy St. Patrick s Day. Boondock s getting done. So raise a glass to us tonight. And have a safe and drunk celebration. Good day! 今日の聖パトリックの日、みんな元気かい。今日は凄く特別な知らせがあるんだ。 この何年もの間、俺がファンのみんなに話しかけると、その度に彼らが本当に求めてきたのは、「続編はどうなってしまったんだ?」って質問に対する答だけだった。何年もこれを耳にしてフラストレーションを溜めているようなファンもいるし、同時に、「続編は完成することはないし、彼らは続編を作る望みを捨ててしまったようなもんだ」っていう噂がいつも流れていた。 さて、みんな、遂にその答を出す時が来たぞ。俺たちはたった今、『処刑人2 ~ All Saints Day』の制作に向けてソニー・ピクチャーズと契約を完了したところだ。今年の夏には撮影することになるはずだよ。 みんなにこれが言えるってのは良い気分だね。俺はすぐにショーン、ノーム、それにビリーに電話をしたんだ。みんな物凄くエキサイトしているよ。俺の方は、映画の自分の担当分の準備をして、キャスティングに取り掛かるところだ。ファンキーな新役も沢山出て来るからな。これからみんなも目にする訳だけど、本当に気に入ると思うよ。とにかく、やっとのことでみんなに伝えることが出来て気分が良いよ。俺たちはこれに取り掛かっているところだからな。 じゃあ、最後に、セント・パトリックス・デイ、おめでとう。処刑人は完成するぜ。だから、今夜は俺たちに乾杯してくれよ! それと、酔っぱらっても安全なお祝いをな! じゃあな。 ※ 元のビデオ・メッセージは、The Official Boondock Saints MySpace のブログ・コーナーにアップされていましたが、公開されて約20時間後、日本時間の3月18日午後にエントリーごと削除された模様です。現時点で削除理由は不明です。 (3/19現在、件のビデオは YouTube や海外映画サイトに転載されているようです。) ※ 3/17の幻のトロイ・メッセージビデオまでの動き: IMDBの処刑人ページ内フォーラムにて、3/9、ショーンのマイスペース・フレンドがショーンに処刑人2について質問したところ、「夏頃に撮影開始するだろう」との返事を貰ったという投稿があった。 続いて、3/13の別のポストでは、ノーマンから「ソニーが映画を買い上げた」と聞いた、との投稿があった。 ところが、3/19現在、このノーマン情報を提供した人の投稿はすべて削除されています。 ※ また、処刑人2については、今回トロイはソニーと契約を締結したと述べていますが、それ以前の2006年6月には FOX が資金提供の意向を示していました。 …詳しくは 『処刑人』 実録 を参照(情報元 Variety … 『処刑人』続編に関するニュース)。 2008/02/14 トロイ・ダフィー 公式ブログ・コメント Boondock Blog より よぉ、みんな! 今まで全然動きがなかったけど、俺の方が忙しかったからな。みんなも知っての通り、俺たちは『処刑人』絡みで訴訟沙汰になってるんだよ(俺たちは原告側だからな)。タラタラした司法制度のお陰で何年も引き延ばされてたけど、もうすぐ裁判がやっと始まるんだ。そんな訳で、だんだん面白くなって来てるぜ! 『処刑人』の続編 "All Saints Day" についてだけど、あと数週間後には滅茶苦茶良いニュースを聞かせてやるからな。みんながフラストレーションを溜めながら長い間待ってくれているってのは知ってるさ。けど、俺もこれまで毎日その問題に取り組んで来たんだ。そして、映画の資金調達と作品の撮影っていう点で、今ようやくトンネルの先の灯りが見えて来たって訳だ。"The Good King" っていう俺の次の(『処刑人』の続編の後の)プロジェクトについて聞きたいって人も多いだろうな。今はそれ用にビデオなんかを作ってるところなんだ。地元のアーティスト何人かにアートワークをやってもらってね。後でちゃんと説明するよ。直に取り掛かるからな。Keep the faith! T.Duff 2007/10/18 ショーン・パトリック・フラナリー インタビュー UGO から抜粋 Q 『処刑人』について、先日トロイ・ダフィーと話をしたんですが、彼は続編は間違いなく出ると確信しているようです。それについて何か聞いていますか? つまり、続編が作られるとしたら、現時点で、再び出演するつもりはありますか? A もちろん、そうなったら出るよ。君も例のドキュメンタリーを見たと思うけど、彼のことを思っていた以上にあからさまに描いている部分が沢山あるね。ある部分は真実だけど、そうじゃないのもある。僕に対しては、彼は素晴らしい人だったよ。撮影中に悪いネガティブな面やそういう類の態度は一度も見せなかったしね。だから、もちろん、続編が実現するなら出演するよ。撮影中は楽しかったしね。僕たちは良い映画を作ったと思うよ。でも、そうは言っても、ずいぶん経つからね。続編がこれから作られるとしても、本当ならもうとっくに出来てなくちゃいけないと言ってもいいくらいだよね。続編を作るに当たって、この映画の賞味期限がどのくらいかは僕には分からないけど、ファンは今でも熱心に待ち望んでいるみたいだね。1作目はこれだけアンダーグラウンドなカルト的信奉者を獲得したんだから。だから、現実問題としては、僕には分からないな。これまでにも続編が作られるという噂はあったし、20世紀フォックスが実際にゴーサインを出したのも知ってるよ。それに、訴訟で身動き取れなくなっていることもね。これが進展を妨げている唯一の障害なんだ。続編を制作する権利が誰にあるのかという点で、法的な問題がいくつかあるんだよ。その問題を解決すれば、みんないつでも続編に取り掛かれると思うよ。 2007/01/- トロイ・ダフィー インタビュー Morning Buzz ラジオ番組内での電話インタビューから抜粋 Q He s telling us that you re working on the Boondock Saints sequel. A Yeah, I m very happy to tell you guys we re almost done with that deal. The fans have been wanting a sequel for so long. They re almost like, "we ve been told this has come for so long." What happened was that we were involved in a lawsuit with the company that made Boondock Saints with us, and those rights to the sequel were tied up in that lawsuit. Very recently, those rights have been severed and we ve been allowed to put together our deal finally. So, that s where we re doing. We re very close to completing that deal, and when it does get completed, I ll just give you guys a call or, maybe, announce on your show... Q 君が『処刑人』の続編に取り組んでるって聞いてるんだけど。 A そうなんだよ。それに関してはもうほとんど取引成立ってところまで来ている。報告できるのがとてもうれしいよ。ファンのみんなはずっと続編を望んでいたし、彼らからすればこんなに長い間『いよいよだぞ』ってセリフばかり聞かされ続けてきたようなもんだからな。 何が起こったかというと、俺たちは一緒に『処刑人』を作った会社との訴訟に巻き込まれて、続編への権利がその訴訟で縛られていたんだよ。ごく最近になってその権利が訴訟対象外として切り離されて、ようやく自分たちの契約をまとめるのが許されたんだ。だからまぁ、今俺たちはそういう段階。話がまとまるまであとほんの少しだよ。それが完了したら、君たちに電話で知らせるか、多分番組で発表するよ。 2006/08/24 ノーマン・リーダス インタビュー SuicideGirls から抜粋 Daniel Robert Epstein Will you and Sean [Patrick Flanery] been the sequel? Norman Reedus Yeah we will. We re going to introduce a third saint who is helping us. I think [David Della] Rocco is coming back in a dream flashback. The script is really great. I know Troy has done a lot of changes on it but the last script I read was amazing. DRE 君とショーンは続編に出るのかい? NR うん、僕たちは出るよ。僕たちに手を貸してくれる三人目の聖人を出す予定なんだ。ロッコは夢の回想シーンで出ると思う。脚本は本当に凄いよ。トロイが脚本にかなりの変更を加えているのは知っているんだけど、僕が最後に読んだのは驚くほど素晴らしかったね。 2006/07/20 トロイ・ダフィー インタビュー Agent DVD Online版から抜粋 AGENT DVD The script for Boondock Saints 2 All Saints Day is ready and waiting for legal issues to unwind, with the original McManus brothers and father set to return. How different was writing the sequel from the first? DUFFY I knew I was up against some heavy s**t, I ve got all these fans screaming for it, I didn t want to let them down - and really, when you think about it there are only about five to 10 sequels ever made that are as good as the original movie, like T2 or Aliens. I knew I had to keep a lot of things. I knew I had to reproduce those cool one-liners the brothers have, all that stuff the fans love about the boys, but I had to present a new story, something that you wouldn’t see coming. It was kind of like writing with your hands tied behind your back, like cracking a code. We finally cracked it and got it. We really got it. So for the sequel, yes, I had to do something I hadn t done before. == Spoiler Alert == But we were able to preserve that third act return of Billy (Connolly), Il Duce, for Boondock 2. He spends most of the movie on his death bed in Ireland then returns to Boston in the third act and all hell breaks loose.” AGENT DVD 1作目のマクマナス兄弟と父親が戻ってくるという設定で、"Boondock Saints 2 All Saints Day"の脚本は出来上がり、今は法的な問題が解決されるのを待っている状態だということですが、続編を書くのは1作目と比べてどう違いました? Duffy 確かにうんざりむかつくようなのにぶち当たってはいたけど、俺には続編を求めて悲鳴を上げているファンのみんながいるし、彼らをがっかりさせたくはなかった。それから本当、考えてみれば分かると思うけど、ターミネーター2とかエイリアン・シリーズのように、これまでに作られた続編で1作目と同じくらい出来の良いものは5~10作品くらいしかない。多くを引き続き残しておく必要があるのは分かっていたし、兄弟のクールな一発ジョークとか彼らについてファンが愛してくれているものを全部再現させなくてはいけないのも分かっていたよ。だけど、新たなストーリーを見せる必要があった。想像しなかったようなものをね。まるで両手を後ろ手に縛られて物を書くようなものさ。暗号を解くみたいな。俺たちはとうとう暗号を解いてそれを手に入れたんだ。本当に手に入れたんだよ。だから続編については、そう、前にやらなかったことをやる必要があった。 == ネタバレ注意 == だけど、Boondock 2のためにビリー・コノリー、つまりイル・ドゥーチェが戻ってくるクライマックスの部分は外さずにおくことが出来た。彼は劇中のほとんどはアイルランドで死の床にあるんだけど、クライマックスでボストンに戻ってくるんだ。そして地獄の門が開いて大混乱になるって訳さ。 2006/05/15 トロイ・ダフィー インタビュー IGN より抜粋 IGN How many of the cast members of the original film plan to return for the sequel when and if it happens? Duffy Everybody s back in except Willem Dafoe, [because] sometimes actors have their careers plotted out in different ways and he s sort of doing a different thing now. So he s the only one who won t be back. Billy Connolly, the brothers, Rocco, everybody s in and calling me every two weeks and going "when are we going to do this thing?" So eager is how I would describe the interest of the actors. On top of that, we ve got some new roles in it and we re going to be able to do some interesting casting at that point. So I can t wait to see what kind of new faces we can come up with for these roles. IGN 続編が作られる場合、1作目の出演者は何人が戻ってくる予定なんですか? Duffy ウィレム・デフォー以外はみんな戻ってきて出演するよ。俳優ってのは時にはこれまでとは違った方向でキャリアの計画を立てるもんだ。彼はまぁ今は違ったことをしてるって感じだよ。だから、戻ってこないのは彼だけだね。ビリー・コノリー、兄弟、ロッコ、みんな出演するし、2週間おきに電話してきて、『いつになったらやるんだ?』って言ってくるよ。それぐらい熱意に溢れていると、俺なら彼ら役者たちの関心の高さをそう表現するね。それ以外に、続編には新たな役をいくつか用意しているんだ。その時には面白いキャスティングが出来るようになるよ。これらの役にどんな新顔を見つけることが出来るか、それが分かるまで待ちきれないね。 2005/09/21 クリフトン・コリンズ・Jr.のコメント MTV Movie News より抜粋 Few underground cult films boast the rabid fanbase of 1999 s "The Boondock Saints." Now, following half a decade of fan encouragement, a sequel is finally going into production, with actor Clifton Collins Jr. joining the cast as the best friend of the twin brother vigilantes. "I play Romeo; I m more or less the third Saint," Collins said. "[We re] defending the world, killing off the bad guys." The actor said the film, titled "Boondock II All Saints Day," will be released theatrically and that notoriously feisty writer/director Troy Duffy (whose feuding with studio executives nearly killed the first film) will behave himself this time around. "I think the experience of Boondocks I has humbled him a little bit," Collins said. "A little bit — not a lot." 1999年の『処刑人』ほどファンの狂信的な支持を誇るアンダーグランドのカルト映画はほとんどありません。さて、ファンの励ましに支えられて5年が経ち、クリフトン・コリンズ・Jr.を双子の自警団の親友としてキャストに加え、続編がいよいよ制作に入ります。『僕はロメオを演じるんだ。3人目の聖人って感じだね』とコリンズ。『悪人を皆殺しにして世の中を守るのさ』 彼が言うには、"Boondock II All Saints Day"と題した映画は劇場公開され、あの悪名高いほど威勢のいい脚本家兼監督のトロイ・ダフィー(彼が映画会社幹部たちと争ったことで1作目がダメになりかけた)は今回は行儀良く振る舞うだろうとのことです。コリンズ曰く、『前作の経験で彼はほんのちょっとは控えめになったと思うよ。ほんのちょっとね、かなりじゃなくてさ』 2004/11/22 トロイ・ダフィー Q A Kent State Universityで行われたカレッジ・ツアー・イベントでのトロイの発言を、海外のファンが要約してくれたもの(旧公式サイトのフォーラムより引用) There came questions about All Saints Day, and Troy was forthcoming on a few choice things (which I give to you all with Troy s personal blessings!) 1. Smecker will not be in All Saints Day. According to Troy, Dafoe "has his career path planned out...everyone that s in ASD are people who want to be there." |スメッカーはASDには登場しない。トロイによれば、デフォーは「歩むべきキャリアをしっかり練っている。ASDには出演を希望している人が登場する。」 2. The rumours about Smecker s female protege are true, and the 3 cops who worked with Smecker and the Saints will have their hands full trying to stop her from catching the Saints -- and figuring out that they and Smecker were aiding them as well. Troy said that she will "have a Southern drawl like Doc Holliday" and has one line in particular (Troy, forgive me if I quote this wrong) that defines her "I m so fucking smart I make smart people look retarded." |スメッカーの女性部下についての噂は本当。スメッカーや聖人達に協力していた3人の刑事は、彼女が聖人達を捕らえようとするのを止めさせようとしゃかりきになる。 彼女には『ドク・ホリデイ(John Henry "Doc" Holliday ※OK牧場の決闘でワイアット・アープに味方した)のような南部訛り』があって、『私は頭が良すぎるから、そのせいで他の頭のいい人がバカに見られちゃうの』という彼女の性格をはっきりと示す台詞がある。 3. Rocco will be appearing in All Saints Day...but as part of a flashback. |ロッコはASDにも登場するが、ただし回想シーンの一部として。 4. Everyone s favorite bartender, Doc, will be returning in All Saints Day, and will be providing the Saints with a hideout; according to Troy, there is a 2nd bar above the original bar, complete with fireplace, pooltable, and a hidden fire escape. |みんなのお気に入りのバーテンダーのドクはASDに再登場して、聖人達に隠れ家を提供する。トロイによると、元々のバーの上に二つ目のバーがあり、そこには暖炉、ビリヤード台や隠れた非常口が備わっている。 What Troy hopes to do with the release of ASD is to get the NC-17 version of BDS rereleased and shown at midnight matinees as a drawing tool to preview ASD; regretfully, the legal rights to BDS are currently tied up in a lawsuit. |トロイがASDの公開時にやりたがっていることは、NC-17版としてBDSを再公開して、ASDをプレビューするための呼び物として深夜興業で見せること。ただ残念なことに、BDSの法的権利が裁判で係争中。 2002/07/24 トロイ・ダフィー インタビュー Ain't It Cool News より抜粋 There are two new roles that I am very excited about. Romeo (29yrs) is a Hispanic American who has an instant bond with the brothers. He has all the makings of a new Saint. I like Clifton Collins Jr. for this (Franky Flowers in Traffic, Last Castle, Tigerland, Replacement Killers, and starred opposite Samuel L. Jackson in "187"). He s been a buddy of mine for a long time and is an outstanding talent. I also believe he s got all the right charm to portray a wild ass like Romeo. The second is Eunice Bloom (30yrs) a FBI agent with a bi-polar disorder that feeds into her crime solving ability. I like a young actress named Marley Shelton for this. There are times when you just get a feeling on someone. I got the feeling with her. 考えるとわくわくするんだけど、新しい役がふたつあるんだ。ロメオ(29歳)は兄弟とすぐに絆を築くヒスパニック系アメリカ人で、彼は新たに聖人になる素質を全部持ってる。この役としてクリフトン・コリンズ・Jr.(『トラッフィク』のフランキー・スラワーズ役、『ラスト・キャッスル』、『タイガーランド』、『リプレイスメント・キラー』、『187〈ワン・エイト・セブン~処刑予告~』でサミュエル・L・ジャクソンの敵対者役を演じた)が良いと思ってるんだ。彼は長いこと俺の友達で際立った才能の持ち主なんだよ。それに、ロメオのようなワイルドな馬鹿野郎を演じるのにぴったりの魅力を全部持ってると思ってるよ。二人目はFBIエージェントのユーニス・ブルームで、彼女は躁鬱病持ちなんだけどそれが彼女の犯罪解決能力に火をつけるんだ。この役にはマーリー・シェルトンって若い女優が良いと思ってる。誰かに対してなんらかのフィーリングを感じ取る時ってのがあるだろ。俺は彼女に対してそうだったんだよ。 下記は、トロイ監督が語った『処刑人2』の内容で、初期に旧公式サイトで発表されたもの (後に IMDB に転載)。 There is going to be a sequel. It is called the Boondock Saints 2 All Saints Day. Sean Patrick Flanery, Norman Reedus, and Billy Connolly are returning for their roles as the brothers and their father. Production has not started yet but it picks up where the first left off. |続編が制作される予定。題して、Boondock Saints 2 All Saints Day。 ショーン・パトリック・フラナリー、ノーマン・リーダス、それにビリー・コノリーが兄弟と彼らの父親の役で戻ってくる。制作はまだ始まっていないが、1作目が終わった場面から続く。 The story starts with a bit more in depth on the court house scene which ended the last film. As soon as they blow Yakavetta away, it is revealed that the MacManus father and sons have been hiding out deep in the glens and valleys of Ireland for three years. Connor and Murphy are quite content with this "natural" life and their pasts begin to seem faded and worn. But soon they recieve a "sign" and are called back into action as a pastor is murdered in a Boston church and the crime scene is staged to make it look like the work of the Saints. |物語は、前作の終わりの法廷でのシーンをもう少し詳細に描いて始まる。彼らがヤカヴェッタをぶっ放したシーンのすぐ後で、マクマナス父子がその後アイルランドの峡谷深くで3年間隠れ続けて来たのが明かされる。コナーとマーフィーはこの『自然の』生活にすごく満足していて、彼らの過去は次第に色褪せ始めていた。ところが、ボストンの教会で牧師が殺害されその現場が聖人の仕業であるかのように見せかけられると、彼らは再び『啓示』を受け、戦いへと呼び戻される。 The main cast includes |主要キャスト:以下略 Sean Patrick Flanery - Connor MacManus Norman Reedus - Murphy Murph MacManus Billy Connolly - Il Duce Marley Shelton - Eunice Bloom Clifton Collins Jr. - Romeo Eunice Bloom is a red headed manic depressive detective and she is Smecker s protage. Dont ask me who Romeo is, my guess hes a bit like Rocco though. |Eunice Bloomがスメッカーの部下で赤毛で躁鬱病の捜査官を演じる。Romeoが誰かについては聞かないでくれ。ロッコみたいなものだ。 以上の情報は、かつて公式サイト及び公式フォーラムで閲覧できましたが、今はできません。 脚本は数度の書き直しが加えられ、内容は変更されている可能性が高いですが、基本的にキャストは変わらないようです。